スーパーファミコン…今、裏側を見ていたら→なぜ、こんなことに? 共感続出「わかる!大体古いカセットはこうなってる」
ファミコンの後継機として開発され、家庭用ゲームとして1990年代に圧倒的シェアを誇ったスーパーファミコン。
今、SNS上ではそんなスーパーファミコンのカセットの不思議な変色現象が大きな注目を集めている。
「スーパーファミコンのカセットは裏側だけが変色しやすい。その謎を解明すべく、我々は倉庫の奥へと向かった……。てか、ホント同じ素材のハズなのに、どうしてこうなるんですかね? (天元中)」
とその模様を紹介したのはレトロゲームショップ「BEEP」(@BEEP_SHOP)。
たしかにスーパーファミコンのカセットは裏面だけが黄色く変色してしまうことが多い。全体に変色するのならわかるが、片面だけとはいかに?BEEPさんに話を聞いた。
ーー変色の原因は判明したのでしょうか?
BEEP:当時の製造に関わった人からの話は聞いていませんが、ある程度の見当がついている状況です。
「変色は外側のみで、基板の収まっている内側にはみられないため、基板動作時の熱による影響は考えにくい」「カセットの表側と裏側で、素材に若干の違いがある可能性が高い」「素材違いがある理由としては、表側と裏側で製造所が違う、あるいは形状の違いによる強度確保のため…など、いくつか考えられるが、どれも推測の域を出ていない」
といった具合になります。
ーー投稿への反響について。
BEEP:この症状について疑問に思っていただけでなく、考察されていた方がかなり多く、いろいろな意見をいただきました。さすが一時代を築いた人気のゲーム機だなとつくづく感じました。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「わかる!大体古いカセットはこうなってますよね あまり疑問に感じたことがなかったので、皆さんのコメントが勉強になります」
「裏面の変色は型抜きをしやすいように可塑剤を多く含むために起こるんじゃないかと思うのですがどうなんでしょう」
「中のROMが背面側にあって、熱で反応が進みやすいからって、聞いた事あるw」
「パーツの境目まででクッキリ変色してるのでテレビ紫外線説やロムの熱が色の差の原因ではなさそう(変色自体には影響あるかも) ロムを固定するのが後ろ面、ハメ殺しのオスピンがあって表面にアールがあるから前面の方が柔軟性持たせる為に素材の組成が違って、背面が経験劣化しやすいのでは?」
など数々の意見が寄せられた今回の投稿。
調べたところ、ソフトの表面が変色する例や、スーパーファミコン本体でも、パーツ(個体により異なる箇所)がランダムに変色する例もあるようだ。また変色したパーツは漂白剤に漬け、日光にさらすことで漂白できるという実験例もあった。なんとも不思議なこの変色現象。今後もさらなる調査を進めたい。
なお今回の話題を提供してくれたBEEPは埼玉、東京、神奈川の店舗と通販でゲーム機、ゲームソフトの買取・販売おこなっている。またSNSでは今回のようにゲームにまつわるさまざまな情報を発信中。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)