最近、高速道路での渋滞情報の電光掲示板に表示されている赤や緑の三角形マークが「謎の△マーク」として話題になりましたが、この△マークの意味を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。株式会社ホンダアクセス（埼玉県新座市）が実施した「家族での長距離ドライブに関する調査2024」のなかで聞いたところ、赤色、緑色いずれの△マークについて、正しい意味を知っている人は1割に満たないことが分かったそうです。

調査は、配偶者と子どもがおり、自家用車を使って家族で長距離ドライブ（片道100km以上のドライブ）をしたことがある全国の20～59歳の男女1000人（男女各500人ずつ）を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。

はじめに、「高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたときの行動」について、渋滞の長さ別に聞いたところ、渋滞が”5km”と”10km”では「ルート変更せずそのまま走行を続ける」（5km72.0%、10km41.7%）が最多となりました。

他方、“20km”、”30km”、”40km”では「一般道に降りて走行を続ける」（20km32.6%、30km40.0%、40km44.8%）が最も多くなり、渋滞が20km以上になると、高速道路の渋滞を回避して一般道に降りることを選択する人が多いことがうかがえました。

高速道路の電光掲示板には、渋滞の長さや所要時間の表示とともに、赤色や緑色の「△マーク」が表示されることがあります。

「赤の△マーク」は渋滞が増加傾向、「緑の△マーク」は渋滞が減少傾向であることを示しており、いずれもドライバーが経路の変更などの運転計画を検討するために役立つものですが、この△マークの意味を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。

そこで、“渋滞〇〇km 〇〇分”の横に表示される「赤色の△マークが示している内容としてあてはまると思うもの」を聞いたところ、「わからない」（45.1%）や「事故による渋滞であること」（32.5%）に回答が集まり、正しい回答である「渋滞が増加傾向であること」はわずか7.5%にとどまりました。

また、“渋滞〇〇km 〇〇分”の横に表示される「緑色の△マーク」についても、「わからない」（56.4%）、「工事による渋滞であること」（15.2%）などが高くなり、正しい回答である「渋滞が減少傾向であること」はわずか9.6%と、赤色、緑色いずれの△マークについても、正しい意味を知っている人は1割に満たない結果となりました。

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【出典】

▽ホンダアクセス調べ