中学生の2割強「ジェンダーギャップで生きづらさを感じている」 ジェンダーに関する意識調査で回答

中高生のみなさんは、ジェンダーについてどのような意識を持っているのでしょうか。ソニー生命保険株式会社(東京都千代田区)が「第4回 中高生が思い描く将来についての意識調査」のなかで聞いたところ、中学生、高校生の7割前後が「同性同士が付き合っていても違和感はない」と回答しました。その一方で、中学生の約4人に1人が「ジェンダーギャップや性別役割分担意識によって生きづらさを感じている」ことが分かりました。

調査は、全国の中学生・高校生1000人(中学生200人/高校生800人)を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。

はじめに、「性の多様性」に関する内容を提示し、「はい」「いいえ」のいずれにあてはまるかを聞きました。

「はい」と回答した人の割合を中学生でみると、「男子がスカート制服を着ていても違和感はない」は42.0%、「女子がスラックス制服を着ていても違和感はない」は84.0%、「男子が化粧をしていても違和感はない」は81.5%、「同性同士が付き合っていても違和感はない」は70.5%となりました。

他方、高校生では、「男子がスカート制服を着ていても違和感はない」が37.9%、「女子がスラックス制服を着ていても違和感はない」が83.5%、「男子が化粧をしていても違和感はない」が76.9%、「同性同士が付き合っていても違和感はない」が67.4%となり、中学生の回答と同様に女子のスラックス制服や男子の化粧、同性同士の交際には違和感をもたない人が多数を占めました。

続けて、「性同一性やジェンダーギャップ」に関する内容についても同様に調査をした結果、「ジェンダーギャップや性別役割分担意識によって生きづらさを感じている」と答えた割合を中学生でみると、男子が20.0%、女子では28.0%となり、女子のほうが8.0ポイント高くなりました。

他方、高校生では、「ジェンダーギャップや性別役割分担意識によって生きづらさを感じている」と答えた割合は、男子が17.3%、女子が23.3%と、こちらも女子のほうが高くなっていました。

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