SNSに投稿されたCDの山の画像が話題です。画像を投稿したのは、平成レトロを提唱し、マツコ・デラックスさんがMCを務める人気番組「マツコの知らない世界」（TBS系）に出演した山下メロさん。うず高く積まれたCDの山は天井に届きそうですが、今にも“雪崩”を起こしそう。ここはどこなのか、山下メロさんに話を聞きました。

－－この場所にはどうやって？

山下メロ：25メートルプールいっぱいにCDで山になっている場所があるらしい、と周囲のコレクターなどの間で都市伝説になっていたんです。たまたま近い趣味の友人達と、私の平成レトロ保護活動も兼ねて遠出をすることになったので、思い切って提案し、運営されている方にアポイントメントを取りました。

－－現場はどこ？

山下メロ：関東某所のスポーツセンター跡地でした。担当者と行き先の書いていないエレベーターフロアで待ち合わせたのですが、異様な体験でした。一人じゃなくて良かったです（笑）。 積みあがっているCDは一見乱雑でごみのように見えますが、雨風がしのげて、土埃や直射日光も防げるので、意外と劣化も少なく、ある意味大切にされていると思いました。

－－CDの山を見た時は？

山下メロ：圧倒されました！熱狂のCD全盛期の残像のようで。ミリオンセラー1発でこの山くらいなのだなぁなどとも。

－－お目当てのものは見つかりましたか？

山下メロ：当然ここから探すのは危険なので、私たちは一部のCDを整然と陳列したボックスが並ぶ会議室に移動し、そこで探すことになりました。

おそらく売れ残り品で、すでに掘り出し物は掘られ尽くした後だろうと思っていたのですが、そんなこともなく欲しいものをいくつも発見できて、購入しました。

－－誰でも入れるわけではないんですね。

山下メロ：一応門戸は開かれていますので、希望すれば会議室に並んだものを買いに行くことは可能です。プールについては、この状況とこの物量なので業者間での取引に限定しているようでした。今後、引き取り手があれば丸ごとどこかへ譲渡される可能性もあると思います。 ミリオンセラー連発の90年代は遠ざかり、配信に移行してCD再生機を持ってない人も多くなった現在。その一連の流れを経験した身としては。ノスタルジーと寂しさを感じました。

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SNS上では「宝の山すぎる」「いったい何千、いや何万枚あるんだろう」「俺が処分したCDもありそう」などの反響が寄せられた今回の投稿。数万枚の中には、読者のみなさんにとってのお宝CDも眠っているかもしれませんね。

（まいどなニュース特約・ゆきほ）