お尻に強烈キック→客は満面の笑み 筋肉女子たちが接客するガールズバー 世界中から客が殺到する理由
東京・池袋に、連日外国人観光客が良し寄せる「筋肉女子・マッスルガールズ」という店があるのをご存知でしょうか。
ガールズバーとのことですが、スタッフは全員マッチョな筋肉女子。メニューを調べると、「ケツキック」や「ビンタ盛り合わせ」が…。一体どんなお店なのでしょうか?取材してきました。
店内は30席ほどで、丸いカウンターの中に筋肉女子たちが。80分入れ替え制で、毎日ほぼ満席とのこと。お客さんは国籍、性別、体格もさまざま。マッスルガールズの名物は「生絞り」。その名の通り、女性がグレープフルーツを力強く絞ってくれます。頭から果汁を被って何故か笑顔。お客さんがなぜ上半身裸なのかと思いましたが、このために上の服を脱いでいたのでした。
筋トレを欠かさないスタッフたちは、ボディビルの大会に出場している方もいるそうです。そんな彼女たちに満面の笑みで「ケツキック」される男性客たち。
そんな写真がSNSに投稿されると、それを見た人がまた世界中から蹴りを求めてこの店にやってくるというわけです。
スタッフのTomoさんにお話を聞きました。
「アルゼンチンに住んでたんですが、このお店を知ってファンになって来てみたんです。そしたらスカウトされて働きはじめました。接客はほとんど英語!みんな仕事が楽しくて、休みの日でもお店に来るぐらいです(笑)。マッチョな自分が、ありのままで受け入れられて働けるのがとっても幸せです!将来はクロスフィットのコーチになるのが夢です」
経営者の綿貫稔倫さんに話を聞きました。
「マッチョな男性が接客するバーはあるのに、女性版は無いからと単純な考えで作ったお店ですが、来店された観光客がSNSに投稿して、連鎖的に世界中にファンが広がりました。国籍はアメリカ、ポーランド、インド、中国などさまざま。SNSなどで仲良くなった人たちが、この店を待ち合わせ場所に世界中から集合することもあります。日本でのガールズバーのイメージと、海外のガールズバーのイメージは完全に別。マッスルマミーという言葉があり、誇り高き筋肉のお母さん、という意味だそうで、みなさんスタッフのことを大切に、尊敬してくれるのが嬉しいです。筋肉女子が接客する日本で唯一のお店なので、老若男女、人種問わず、誰でも遊びにきていただきたいですね」
マッスルガールズはお気に入りの誰かを何度も指名するではなく、常連客の多くは店全体、スタッフ全員が大好きで、いわば「箱推し」状態。中には1年に4~5回も、筋肉女子に行くために来日する熱狂的ファンもいるとか。店内には女性の姿も多く、国籍性別ボーダーレスのお祭りのような雰囲気でした。
「筋肉女子・マッスルガールズ」店舗情報
所在地:東京都豊島区池袋2-41-2 HAYAMA BLD-B1F
(まいどなニュース特約・ゆきほ)