中高生に聞いた「あなたは陰キャ、陽キャ?」…半数が自分のキャラを作っている 男女で差も
中高生のみなさんは、人間関係やコミュニケーションについてどのような意識を持っているのでしょうか。ソニー生命保険株式会社(東京都千代田区)が「第4回 中高生が思い描く将来についての意識調査」のなかで聞いたところ、中学生、高校生の半数以上が「学校の友人の前では自分のキャラを作っている」と回答しました。また、友人に“悩み”を相談するときは、中高生の約3人に1人が「スマホを通じて話す」ことが分かったそうです。
調査は、全国の中学生・高校生1000人(中学生200人/高校生800人)を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
まず、「自身のキャラクター」について、自身の気持ち・状況がどちらにあてはまるかを聞いたところ、「陽キャだと思う(計)」と答えた割合は、中学生で51.0%、高校生は42.5%となり、男女・学校別にみると、男子中学生(56.0%)が最も高くなりました。
一方、「陰キャだと思う(計)」と答えた割合は、中学生が49.0%、高校生の57.5%となり、男女・学校別では女子高校生(58.0%)が最も高くなりました。
また、「自分のキャラを作っている(計)」と答えた割合は、中学生が55.0%、高校生の54.4%となり、男女・学校別にみると、女子高校生(58.0%)が最も高くなりました。
続けて、「親は自分のことをわかってくれていると思う(計)」と答えた人の割合を男女・学校別にみると、中学生は73.0%、高校生では74.5%となり、なかでも男子高校生(78.0%)が最も高くなりました。
さらに、「学校の担任の先生は自分のことをわかってくれていると思う(計)」と答えた割合では、中学生が70.0%、高校生は61.1%となり、男子中学生(73.0%)が最も高くなりました。
また、「親と本音で話せている」と答えた割合をみると、中学生が68.0%、高校生は65.0%と6割以上を占め、なかでも男子中学生(73.0%)が7割以上と最も高くなった一方、最も低かったのは女子中学生(63.0%)となりました。
さらに、「親に悩みを相談することがある」と答えた割合では、中学生が60.5%、高校生は61.6%となり、中学生、高校生いずれも男子より女子のほうが高くなりました。
次に、友人との日頃のコミュニケーションについて「対面で話すこと」と「スマホを通じで話すこと」ではどちらが多いか聞きました。
その結果、”友人とその日の出来事について話すとき"は、中学生の64.0%、高校生の63.9%が「対面で話す」と回答。一方、「スマホを通じて話す」と答えた人の割合は、男子高校生(28.5%)が最も高くなりました。
また、“友人と恋愛について話すとき”についても、「対面で話す」(中学生56.0%、高校生55.1%)が多数派となりました。
他方、”友人に悩みを相談するとき”では、中学生、高校生ともに「対面で話す」(中学生47.5%、高校生51.9%)人が多いものの、「スマホを通じて話す」(中学生31.0%、高校生27.4%)人も3割前後と少なくないことがわかりました。
親との日頃のコミュニケーションについても同様に調べたところ、”親とその日の出来事について話すとき”は、中学生、高校生ともに「対面で話をする」(中学生78.0%、高校生76.6%)人が大多数となり、特に女子高校生では84.3%と、他の層と比べて高くなりました。
また、”親と恋愛”について話すとき”については、中学生、高校生ともに、「話さない」(中学生73.5%、高校生61.8%)人が大多数となった一方で、”親に悩みを相談するとき”では、「対面で話をする」(中学生57.0%、高校生62.4%)が多数派となり、「スマホを通じて話す」(中学生5.0%、高校生7.8%)人は、中学生、高校生いずれも1割未満にとどまりました。