「オリンピックチャンピオンの須﨑優衣でなかったら私には人としての価値はない」失意に暮れたレスリング前女王 支えた家族との写真にファン感動「素敵な家族愛」
パリ五輪女子レスリング50キロで銅メダルの須﨑優衣さんがインスタグラムを更新。現地応援で須﨑さんを支えた家族との写真を公開しました。
家族4ショットや姉との2ショットなど8枚の写真。「家族はいつも私にたくさんのエネルギーとパワーを与えてくれます オリンピックの金メダルを家族と分かち合える日まで頑張ります」と英文で記しました。東京五輪に続く連覇を狙ったパリ五輪ではよもやの1回戦負け。そこから再起の足掛かりとなる銅メダルをつかみとりました。
銅メタル獲得時は控えめな喜びに見えた須﨑さんですが、ライトアップされたエッフェル塔をバックにした家族写真はくつろいだ表情です。また娘の肩にそっと手をやる須﨑さんのお父さんの後ろ姿の写真も。「あなたが素敵なのは、素敵なご家族のたくさんの愛に育まれているからなのですね」「ご家族にとってメダルの色関係なく誇りでしょう」「素敵な家族愛のメダルですね」のコメントが寄せられています。
■「私には人としての価値はない」
さらに、家族写真と同じようにファンが心を打たれたのは、銅メダルとエッフェル塔の2ショットに添えた須﨑さんの長文メッセージ(8月10日)でした。
「オリンピックチャンピオンの須﨑優衣でなかったら私には人としての価値はないと思っていました」と一時は失意に暮れた須﨑さん。しかし世界中のレスリングファンは違いました。「負けたにも関わらず世界中から励ましの温かい言葉やそれでも私を信じてる、これからも応援してくれるという言葉をかけてくれました」「全てのメッセージを一つ、一つ読ませてもらい、どれほど心が動かされ、どれだけ心が救われたか、また前を向いて頑張ろうという気持ちにさせて頂けたか計り知れません」と奮い立ったことを明かしています。
そして「応援、信じてくれるという人たちがいる限り、私はオリンピックチャンピオンになるという目標を絶対に達成するためにまた力強く頑張り続けたいと強く思いました」「この銅メダルがあって良かった、この銅メダルに心から感謝できる日、この銅メダルを心から愛してあげらる日がいつか来るよう、四年後のロサンゼルスオリンピック金メダル獲得、八年後のブリスベンオリンピック金メダル獲得を必ず達成します」「そして有観客の素晴らしいオリンピックで家族・応援してくださる方々に金メダルを獲得し、オリンピックチャンピオンになる瞬間を直接見てもらう日まで力強くここから這い上がり、皆さんと一緒に最高の景色を見て喜びを分ち合えるよう頑張ります」とさらなる成長を誓いました。
須﨑優衣さんのこれからを世界中のレスリングファンが見守っています。