教員が「部活動の地域移行に期待していること」は…2位「専門的な指導を受けられる」、1位は?
教員のみなさんは、「部活動の地域移行」について、どのような意識を持っているのでしょうか。ジブラルタ生命保険株式会社(東京都千代田区)が、このほど実施した「教員の意識に関する調査2024」のなかで聞いたところ、部活動の地域移行に期待していることは、「教員の負担が減る」が最多となり、なかでも公立中学校の教員では6割以上となりました。
調査は、全国の20~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)男女2000人(男性1320人、女性680人)を対象として、2024年5月~6月の期間にインターネットで実施されました。
部活動の地域移行とは、働き方改革の推進や少子化対策の観点から、主に公立中学校の運動部を対象に、部活動の指導を地域の団体など学校以外の主体が担うようにすることをいいます。
そこで、「部活動の地域移行で期待していること」を尋ねたところ、「教員の負担が減る」(58.5%)が突出して高くなりました。ほか、「地域の専門的指導者の指導を受けられる」(31.5%)、「子どもたちの選択肢(部活動の種類)が増える」(26.9%)、「地域社会と学校の結びつきが強くなる」(20.2%)といった意見が挙げられました。
なお、「教員の負担が減る」と答えた割合を公立中学校の教員(480人)に絞ってみると、63.3%となり、全体の58.5%と比べて4.8ポイント高くなりました。
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【出典】
▽ジブラルタ生命調べ