【目薬の保管に注意】油性ペンでボトルに直接文字を書かないで! 「知らなかった」「いつも開封日を書いていました」

「目薬を保管するとき、防虫剤や湿布薬の近くに目薬を置かないで!あと、油性ペンで目薬のボトルに直接文字を書かないで!実はこれらに含まれる揮発成分が、目薬の容器を通って点眼液に溶け込み、目に角膜に傷が付いたり、悪影響を及ぼす恐れがあります。」

 目薬の保管についてポストをしたのは眼科専門医の「ドクターK@眼科医パパ」(@doctorK1991)さんです。目薬は開封するとあまりもたないので忘れないように日付を書いている人も多く、ポストには驚く声が寄せられています。

 ドクターKさんに、目薬の保管について詳しいお話を聞きました。

──目薬に日付が書いてあるのをよく見ます。点眼液に溶け込む可能性があったとは驚きました。蓋に書くのはOKですか?

 分かりやすさのために日付を書いている人はいるようですね。蓋がOKというのには証明が必要ですが、理想は目薬用の袋に書くことが良いです。ボトル本体だと、透過した直接の先が液体のことがあり、より良くないと考えます。

──実際に、油性ペンで日付を書いたことで悪影響があった患者さんも?

 証明は難しいのですが、持ってきてもらった目薬に、成分の結晶化とは考えにくい汚れがあったことはあります。

──なるほど。目薬をもらったときに入っていた袋に、日付を書いておいた方がいいのですね。湿布薬などの影響を受けやすくなるので、薬箱に入れておかないほうが良いということでしょうか。

 室温保存は1~30度が適しているので、開封後であってもなくても、今の時期は冷蔵庫が良いです。ただし、冷蔵庫の冷気口はそれ以下の温度になる恐れがあるため、そこは避けて冷蔵庫のポケットなどをオススメしています。

──ほかに気をつけた方が良いことはありますか?

 目薬を開封した後は、特に使う期間の指定がない限り、原則的には1ヶ月で破棄してください。軟膏の薬も同様です。それ以降で使うと、細菌感染や期待通りの効果が得られない場合があります。

 ◇ ◇

 リプ欄には、

「知らなかった メモしとこ」

「目薬の保管場所、揮発成分に注意が必要なんだね。大切な情報、ありがとう!」

「またまた知らない情報でした!えーっ、もう何年も眼科通って目薬もらって保管して…もっと早く知りたかった…教えてくれてありがとうございます」

などと感謝の声が集まっています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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