安納芋、べにあずま、栗かぐや…232品種を網羅した家系図 さつまいもの系統が一目瞭然
江戸時代に薩摩(鹿児島県西部)から全国に広まり、今や日本の食文化を語る上でも重要な食材と言えるさつまいも。
身近で多くの人に愛されているだけにさまざまな品種があるが、今SNS上ではそんなさつまいもの品種、系統を一目瞭然に把握できる図が大きな注目を集めている。
「さつまいもの系統図(家系図)が、完成しました。
1900年の『七福』から、開始していて、登場品種は、232品種となっています。
保存して、御覧ください。」
と件の図を紹介したのは焼き芋大好きさん(@5WVwTWr5EtrUYZh)にお話を聞いた。
ーー系統図を作成したきっかけは?
焼き芋大好き:みかんやぶどうの大々的な系統図を見てさつまいも版が無いことを知り、それなら自分が作成しちゃおうとPCのペイントで系統図を書きました。『サツマイモ事典』(いも類振興会)やネット上の系統図画像、農研機構のホームぺージ、国会図書館近代ライブラリー等で調べています。
ーー完成までに大変だったことは?
焼き芋大好き:文字フォントをどれにするかで悩みました。各文字フォントを全部書いて、スマホに転送して見やすい文字フォントを確認。線も書いて、作成が終わったらスマホに転送して見やすさを確認。線の間隔を出来る限り短くして、出来る限り見やすくなるよう気を配りました。
ーー投稿が反響を呼んでいます。
焼き芋大好き:最初はフォロワーさんがいいねをつけてくれた程度の反響でしたが、朝起きてスマホを開いたら数千ものいいねがつけられていてフォロワー数も増えビックリしました。「これが、プチバズり?」とうれしくなりました。
なにより多くの人にさつまいもの品種、系統について伝えられて良かったです。さつまいもにはいろんなブランドイモがあるんですが、それを品種と思っていた人もいて「高系14号のブランドイモですよ」「べにはるかのブランドイモですよ」などとお伝えしました。
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「さつまいもは準完全栄養食品で栄養豊富。焼き芋屋さんやはもちろんスーパーでも売っているのでどんどん買って食べてほしいです。生芋から焼き芋にするのもおススメです」と焼き芋大好きさん。焼き芋大好きさんは京都府山城地域を拠点に焼き芋やさつまいも栽培を研究。焼き芋業者にも直接指導しているそうだ。SNS上でもレシピなどさまざまな情報を発信しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
焼き芋大好きさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/5WVwTWr5EtrUYZh
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)