「おいおい嘘だろ上高地でコレはないでしょ。こんな素晴らしい場所で何でこんな事できるんだよ…」とXに投稿したのは、いーぬい@山ごはん屋さん（@iinui88）。美しい登山道に大量のゴミが捨ててある写真が掲載されていました。

いーぬい@山ごはん屋さんにお話を聞きました。

ーーここは登山道ですか？

「はい、登山道で、登山をしない人でも散策する道です」

ーー発見時、どんな気持ちになりましたか？

「非常に悲しい気持ちになりました。どんな場所でもポイ捨ては許されませんが、こんなに素晴らしい場所で見つけると、より一層ショックです。」

ーー登山客のマナーが悪化しているのでしょうか？

「登山客なのか観光者なのか、また日本人か外国人かは不明ですが、自然を愛する人ならこんなことはできないはずです。交通手段の普及でアクセスが容易になったことも影響していますが、結局は自然を敬う気持ちが欠けていることが原因だと思います」

ーー解決策としてはどのようなものが考えられますか？

「一時的には行政の介入が有効かもしれませんが、根本的には自然教育の充実が必要です。子どもたちに自然の大切さを教えることが重要であり、それによって未来の問題を未然に防ぐことができると思います。教育機関への投資を増やし、自然を愛する心を育むことが解決への第一歩です」

投稿を見た人からは、「もう人間は性悪説で考えるしかない。残念で仕方ない」「立ち入り禁止にした方が良いのでは」「富士山のようにお金を取るべき」という意見が寄せられ、「いいね」は2.9万件にもなりました。

いーぬいさんは、「ゴミ回収しましたが、これから登山なので持って登るのも厳しいと思い、ビジターセンターに相談したら快く引き取ってくださいました。野生のサルやクマだっているのに...。ヨソに迷惑かけなければ何やってもいいと思いますが、ゴミと命だけは何が何でも絶対に持ち帰るべきと思います」と締めくくり、自然環境保護の重要性を強調しました。

（まいどなニュース特約・渡辺 陽）