「取っちゃ駄目~!」アリクイが仁王立ち…レアな威嚇ポーズにファン歓喜 「全然怖くない笑」「抱きしめるしかない」
「ミナミコアリクイのイフちゃんのレアポーズ、、威嚇ポーズが撮れました 笑笑 威嚇相手は飼育員で木の下のアリを横取りされまいと必死に威嚇しています 笑笑」
とポストされたのは、両手を広げて仁王立ちしているように見えるアリクイの姿。威嚇のポーズとのことですが、この姿を見た方からはこんな反応が。
「威嚇、、、、なの、、、??可愛すぎるんですけど」
「こんなん抱きしめるしかないでしょ」
「全然怖くない笑」
「取っちゃ駄目~!全部私のもの~」
人間から見ると、「怖い」より「かわいい」という印象のほうが強いようです。このめったに見られない威嚇ポーズを捉えた貴重なポストに対し、4万ものいいねがつきました。今回は、ポストをされた伊豆アニマルキングダム【公式】さん(@izu_anikin)にお話を聞きました。
ーーレアポーズとのことですが、やはり普段ではなかなか見られないポーズなのでしょうか?
「はい、仁王立ちをして威嚇するポーズは、なかなか見ることができません。理由は野生下では起こりうる、飼育下はエサの取り合いや外敵の出現がないためです」
ーー撮影されたときの率直なご感想を教えてください!
「イフ自身は全力で威嚇していますが、飼育員(人間)からは可愛さの化身、ただただ尊い」
ーーミナミコアリクイとはどのような動物なのか、特徴を簡単にご紹介いただけますでしょうか?
「樹上生活をする動物です。歯を持たないため、長い舌で蟻を絡めとるように食べます」
ーーイフちゃんは普段、どのようなアリクイでしょうか?
「名前の由来:クロアチア語で“南”から 余談ですが他の動物園でも『ミナミ』に関連した個体名をつける場合が多いです。当園では、母親の名前が『ミナミ』です。
性格:ミナミコアリクイは怠け者です。ただ、『イフ』ちゃんはそこに輪をかけた怠け者です。
食べ物:飼育下ではヨーグルト・リンゴ・小動物用のペレット(ドッグフードのようなもの)を与えています。但し、アリクイは歯がないのでミキサーにかけたり、ふやかしたりする処理をしています。名前の通り、野生では1日3万匹の『蟻』を食べます。ただ、動物園では準備できないため、蟻酸の味が似ているヨーグルトを多くの飼育下で使用します。ちなみに、動画で『イフ』は好んで食べていますが、日本の『蟻』は苦くて不味いらしいです」
ーー今回の威嚇ポーズの他に、「イフちゃんのここを見てほしい」というポイントはありますか?
「ぜひ綱渡りをしている姿をご覧ください。樹上生活をする動物のため、木登りが大得意で、4本の脚と太い尻尾で力強く持ち、決して離すことがありません。ちなみに、当園ではそんなアリクイにあやかって“落ちない”アリクイの絵馬を販売しています(1枚500円)」
最後に、伊豆アニマルキングダム【公式】さんは「当園は、全国で最短の距離でえさをあげることができる動物園として有名です。期間限定で、展示場の門扉を開放してキリンの足元まで行けるイベントを開催しており、普段以上にふれあうことができます」とおっしゃっていました。興味のある方は是非、「伊豆アニマルキングダム」へお越しください!
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・行橋 友)