車に犬を乗せる際は、安全面や車内の汚れなどの衛生面が気になりますが、車選びではどのような配慮が必要なのでしょうか。そこで、自家用車を所有し犬を飼っている全国の男女233人を対象に「愛犬家の車選び」に関する調査を実施したところ、車選びで重視するのは車の「広さ」が最多となりました。また、車に追加してほしい機能は「犬用シートベルト」「犬用スペース」などに回答が集まったそうです。

カーリース月額定額サービス『おトクにマイカー 定額カルモくん』を運営するナイル株式会社（東京都品川区）が、2023年11月にインターネットで実施した調査です。

自家用車を所有し犬を飼っている人に、「犬を車に乗せることがありますか」と聞いたところ、全体の82.0％が「乗せることがある」と回答しました。

続けて、「車に犬を乗せることがある」と回答した人に、「車を選ぶ際に犬の影響を考慮しましたか」と聞いたところ、「考慮した」は58.1%、「考慮していない」は41.9%という結果になりました。

また、「車を選ぶ際に考慮した点」については、「広さ」（50.0%）が最多となったほか、「汚れ」（17.1％）、「揺れ」（14.5%）といった回答もみられました。

回答者からは、「車の中で移動できるスペースを考えた」「窮屈さを感じないようにした」「汚れてもいい中古車を選ぶ」「静音性や振動の少なさ」などの意見が寄せられています。

さらに、89.5％の人が「車に犬を乗せるときに気を付けていることがある」と回答。「気を付けていること」については、「行動範囲の制限」（28.9%）が最も多く、具体的には「キャリーやケージに入れる」「犬用のシートベルトをつける」などの声が聞かれました。

次いで多かったのは「汚れ」（23.0%）で、「ペットシートを敷く」「汚れをケアする」などペットのおもらしに対するケアや、清潔感の維持に気を付けている人が多いことがうかがえました。

最後に、「犬のために車に追加してほしい機能」について聞いたところ、最も多かったのは「犬用シートベルト」（21.3%）でした。次いで「犬用スペース」（16.4%）、「安全機能」（13.1%）、「エアコン・空気清浄」（9.8%）が続きました。なお、「その他」（23.0％）には、「乗り降りしやすいよう車高が下がる」「あまり揺れない車」といった回答もみられたそうです。