「何も居ません、何も来ません」散歩中、一点を見つめて動かなくなった愛犬、なぜ?SNSで聞いてみたら…
「有識者の方、教えてください。
散歩中に愛犬が一点を見つめ動かなくなりました。
何も居ません、何も来ません。
かれこれずっと動きません。
何があるんですか?」
散歩中に愛犬が動かなくなったと、1枚の写真とともにX(旧Twitter)に投稿した飼い主の「ありんこりんこ」さん(@meromerodokkyun)。そこには、遠くを見つめながら座り込んでいる大型犬の後ろ姿が…その理由をフォロワーさんらに向けて尋ねたところ、推察するさまざまなコメントが殺到し話題を集めました。
愛犬は、元保護犬でラブラドールの狛子(こまこ)ちゃん。推定5歳から8歳くらいの女の子です。ありんこりんこさんによると、狛子ちゃんと一緒にいつも通りの散歩コースを歩ていた時のこと。ふと狛子ちゃんが後ろを振り返り、じっと見たと思ったらお座りをして一点を見つめていたとか。
その時、ありんこりんこさんは「何かあるのかな?」程度にしか思わず、数分ほど座り込む狛子ちゃんを見守っていたところ、微動だにしなかったため、狛子ちゃんの様子がいつもと違うと感じてカメラを向けて撮影。動かなかった理由を尋ねてみようと、写真とともにXに投稿したといいます。すると、こんなコメントが寄せられました。
■「クマなどの大型動物の気配?」「多分休憩」「いわゆる黄昏」実は…!?
「多分ですけど、そこそこ近くのこの辺に何かいて。それが目を凝らしてないと分からないくらいの動きでゆっくりゆっくり近づいて来てるのかも」
「うちの犬はこうなった時は立ち上がって遠く見ます」
「答えは簡単です。霊の気配を感じるからです。吠えれば、実際に見えています。驚くには及びません。だから、古代の時代から、世界中で、犬・猫は特別な動物だとみなされてきたのです」
「場所が分かりませんが、クマなどの大型動物の気配を察知した可能性があるのでお早めの帰宅をお勧めします…!(懸念のない土地でしたらすいません」
「うちの子もあります。こんなに丁寧にお座りはしませんが…育ちの差かな」
「私は何かしら見えないものが見えてると思ってます なので避けて通るか 抱っこして通ります またはUターンします」
「多分休憩」
「いわゆる黄昏、でしょうか」
「まっくろくろすけかな」
動かなかった狛子ちゃんは、クマなどの大型動物の気配を感じていたのか。単なる休憩だったのか。それとも…見えない何かが見えているのか。撮影時のことを、ありんこりんこさんに聞きました。
■普段散歩中の道にお座りする動作は一度もなかった愛犬、目線の先に何が?
──お散歩中、急に遠くを見つめながら座り込んで動かなくなったという狛子ちゃんですが…その時の状況は。
「普段散歩中の道にお座りする動作は一度もありません。当時あくまで狛子がおかしいと思っただけで、私も深くは考えていませんでした。ただ車も人も一切通ることはなかったです。視認できる動物もいませんでした。2枚の写真を撮り終えた後に、そのままビデオカメラに切り替えて狛子の様子を撮りました」
──そこで、狛子ちゃんが動かなくなった理由をXで尋ねてみたと。
「一日ひとつXに狛子のことを投稿しようと考えていたので『こんなことがあったよ』という意味合いで投稿したんです。有識者と書きましたが、まさか本当に視える人たちからのご意見で『いる』と言われるとは思っていませんでした。犬の有識者からの意見がある程度だろうと軽く考えていました。動かない理由としては、狛子のただならない反応から『もしや…』とは思っていますが、私自身さっぱり何も感じない体質なので、野生のトトロかドッグトレーナーまたは犬好きの幽霊でもいたのかな…とのん気に考えています」
──この後、狛子ちゃんはどうなった?
「狛子は普通に歩き出し、いつも通りに家へ帰り夕ご飯を食べました。デザートのヨーグルトもおいしく平らげておりました」
──そんな謎の行動を見せた狛子ちゃんですが、普段はどんなワンちゃんですか。
「狛子は温厚でおとなしい性格。ビビりではありますが、人のことが大好きです!」
実は狛子ちゃん、今年の2月に家の前で倒れていたところを保護されたワンちゃん。ありんこりんこさんによると、保護時の狛子ちゃんは衰弱しており、声帯は取られ褥瘡(じょくそう)の痕や寄生虫もいたとのこと。3月には娘のよじちゃんと息子のごじ(現・ノア)くんを出産しました。9月3日で生後6カ月になったとか。よじちゃんはありんこりんこさんの実家でお母さんがお世話をし、ノアくんはお友だちに譲渡して幸せに暮らしているそうです。
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(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)