「卵焼き器」のカタチは東西で違うの!? 調理法の違いを反映…料理道具専門店が教える意外な事実
卵焼き作りには欠かせない「卵焼き器」ですが、東と西で違いがあるのをご存知ですか?東京ガスのくらし情報メディア「ウチコト」の公式Xアカウント(@uchicoto_tg)が、その違いや理由について、刃物や料理道具の専門店「日本橋木屋」さんに聞いています。
■東型→ほぼ正方形(角型)、西型→細長い長方形(角長型)
卵焼き器には、東(あずま)型と西型があり、東型はほぼ正方形、角型とも呼びます。また、西型は細長い長方形です。角長型とも呼びます。
このような卵焼き器の形の違いは、東西の調理法の違いからきているものだそう。関東風の卵焼きは、味が甘く濃いのが特徴。適度に焦げ目があって厚く巻くのが特徴で、たっぷりの卵を使って一度で返します。うなぎ・穴子入りの卵焼きや伊達巻きも「東型」の方が向いているとのこと。
一方、関西でよく食べられる卵焼きは、「だし巻き」に代表されるような、淡くふるふるした食感がポイント。薄く焼いて1/3程度で返していくのが一般的です。関東風よりも何度も返すため、細長い方が返しやすいのです。
▽出典
・東京ガス「ウチコト」公式X/卵焼き器 は東と西で違いがあるのをご存知ですか?
・東京ガス「ウチコト」公式/卵焼き器「東型と西型」の違いとその理由とは?