仕事について、約5人に1人が「忙しくない」? 業務が忙しい人とのストレスの差は
株式会社TIME MACHINE(東京都渋谷区)は、このほど「社会人の仕事の忙しさ」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、現在の仕事について、約5人に1人が「忙しくない」と感じていることがわかりました。また、現在の仕事に忙しさを感じていない人ほどストレスも感じていない傾向が見て取れたそうです。
調査は、役員・経営者、会社員、公務員、自営業と答えた全国の20~60歳の男女331人を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。
調査の結果、現在の仕事について「忙しい」(とても忙しいと感じている18.4%、どちらかといえば忙しいと感じている37.8%)と感じている人は全体の56.2%。一方、「忙しくない」(忙しさをまったく感じていない8.2%、どちらかといえば忙しくないと感じている10.3%)と感じている人は18.5%となり、全体的には「忙しい」と感じている人の割合が多い結果となりました。
また、「忙しさの原因」については、「自分の仕事量が多い」(22.8%)が最多となったほか、「職場の人手が足りていない」(18.3%)、「予定にない突発的な仕事が生じる」(15.1%)、「自分の仕事効率に問題がある」(11.9%)といった意見が挙げられました。
続けて、「現在の仕事に対するストレス」について尋ねたところ、「ストレスを感じている」と答えた人は58.6%、「ストレスを感じていない」と答えた人は18.2%となりました。
また、「仕事の忙しさ」と「仕事のストレス」についてクロス集計をしたところ、現在の仕事について「非常にストレスを感じている」と答えた割合は、「とても忙しいと感じている」と答えた人は68.9%だったのに対して、「忙しさをまったく感じていない」と答えた人では18.5%と、忙しさを感じていない人ほどストレスも感じていないという傾向が見て取れました。
さらに、「現在の仕事に対する充実感」については、「充実感がある」が36.0%、「充実感はない」が33.2%と、充実感を感じている人が僅差で上回る結果となりました。
また、「仕事の忙しさ」と「仕事の充実感」についてクロス集計をしたところ、「とても忙しいと感じている」と答えた人の42.6%が「充実している」と回答し、「充実していない」と回答した人の39.3%を上回る結果となったことから、全体としては忙しいと感じている人の方が充実していると感じる割合が多い傾向が見受けられたそうです。
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【出典】
▽株式会社TIME MACHINE/仕事が忙しいと感じている社会人は 56.2% | 社会人の仕事の忙しさに関する意識調査 (2024年8月)