顔に大けがの子猫を保護、低体重に低体温で即入院→奇跡の回復! ビフォーアフター写真にネット感激
「昨日大きな傷を負って衰弱した子猫がいるとの連絡を受けて保護、即入院に
今日面会に行ったら自力で食べて回復傾向!!すごい!!
頑張って生きよう!!」
大きなけがを負い衰弱していた子猫を保護して入院したことを、「さとう@猫ぼっこ」さん(@necobokko、以下さとうさん)が8月下旬にX(旧Twitter)で報告。1週間ほど過ぎ、元気な姿の子猫の写真を投稿したところ、祝福のコメントがたくさん寄せられ、話題になりました。
■「大怪我を乗り越えて偉い」
「大怪我を乗り越えて偉い」
「元気そうで良かったです!」
「いいお顔してますね!誇らしげに見えます」
「更なるお幸せが待ってる」
「スクスク育つんやで、頑張るんやで」
多くの人たちが喜んだ元気になった子猫の姿…保護時のことや現在の様子などを、さとうさんに聞きました。
■保護猫カフェ運営の保護主、子猫を病院へ 獣医から「この子の生命力を信じるしかない」
──大けがを負っていたという子猫ちゃん。保護の経緯を教えてください。
「私は香川県にて保護猫カフェ『necobokko CAFE』を運営しているのですが、カフェスタッフの家族から『けがをした子猫がいる。どうしたら良いものか』と相談がありました。子猫の写真を送ってもらったところ、けがの状態が悪く、すぐに病院に行く必要がある状態と判断し緊急保護に向かいました。発見者が保護した際には逃げたり抵抗する元気がまだあったようですが、スタッフが引き継いで病院に向かう車内で次第に衰弱し、ぐったりとしている状態になりました」
──病院に到着後、子猫ちゃんの具合はどうだった?
「推定1カ月半の月齢(雄)でしたが、体重は260グラムと低体重でした。カラスにやられたと思われる顔の左側は耳から顎の下にかけて大きな傷があり、皮膚がはがれて浮いている状態。それに加えて、低体温や低血糖、脱水などもあり、状態が悪くて即入院に。獣医師からは『最善は尽くしますが状態が悪くどうなるかは分からない。この子の生命力を信じるしかない』と告げられ、何かあれば連絡をくださるということだったので、信じて待つのみでした」
■危機を乗り越えた子猫の姿に感動!
──翌日、面会に行かれた時は。
「翌日面会に行くと、しっかりとご飯を食べ、危機を乗り越えた子猫の姿がありました。傷は痛々しく、ガリガリに痩せ細った身体でもゴロゴロスリスリと甘えてくる姿を見て『大丈夫!生きようとする力を感じる!とても強い子だ』と感動しました」
──退院はいつ?
「入院から翌々日に退院しました。太陽のような子になってほしいと、『さん(SUN)』と名付けました。退院後は低体温に注意を払いながら、4時間毎に6グラムの食事から始め、少しずつ量と時間を調整していきました。しっかりと食欲はあり、毎回完食してくれるさんくんは、当初260グラムしかなかった体重が日々増加し、大きな傷も化膿することなく回復していっています。保護から2週間弱の現在、体重は560グラムを超えて、元気に走り回って遊んでいます」
──今後、さんくんはどうなるのでしょうか。
「もっと元気に成長したら運営する『necobokko CAFE』への引っ越しを考えています。そこで新しい家族となってくださる方との出会いを待ちます」
◇ ◇
さとうさんは、6匹の猫さん(保護猫4匹)を飼っています。保護猫カフェ「necobokko CAFE」は就労継続支援B型事業所として運営しており、「障がいのある方たちの働く場でもあり、人にも動物にも優しい場所となるよう心掛けています」と話してくれました。
また「necobokko CAFE」のInstagramアカウント(@necobokkocafe)、「さとう@猫ぼっこ」のTikTokアカウント(@necobokko)では、さんくんの保護時の動画投稿のほか、現在の様子などをLIVE配信しているそうです。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)