「衣類の量が「少なすぎる」のも汚れが落ちない」!? 洗濯機の“正しくない”使い方に驚愕
生活に欠かせない家電の「洗濯機」ですが、正しく使いこなせていますか?宅配クリーニングのcoco-ara(ココアラ)の公式インスタグラムアカウント(@coco_ara_cleaning)が、「やりがちな洗濯機のNG行動」を紹介し、注目を集めています。思いがけずにやっている行動が、「汚れ落ち」を悪くしたり、「洗濯機の寿命」を縮めたりしているかもしれません。
■洗濯機のNG行動→衣類の量が「少なすぎる」のも汚れが落ちない
①衣類を詰め込みすぎる
衣類の汚れは、回転によってできる水流で衣類がぶつかり合い、もみ合って落としていきます。適正量以上にギュウギュウに衣類詰め込んでしまうと、この水流ができず、どれだけ洗ってもキレイに「汚れ」が取れません。落としきれなかった汚れは衣類に「黄ばみ」や「黒ずみ」を作ってしまう可能性も。
▽洗濯機に入れる衣類の適正量
・縦型洗濯機…7割
・ドラム型洗濯機…ドラムの半分~3分の2程度
さらに、詰め込みすぎ洗いを続けると、洗濯機のモーターやパルセーター部(回転するプロペラのような部品)に負荷がかかったり、回転を制御する基盤にも異常をきたすなど様々な要因で故障の原因になります。
②衣類の量が少なすぎる
実は、衣類の量が「少なすぎても」ダメなんだそう。洗濯物同士が水流でもみ合ってきれいになる仕組みの洗濯機なので、少なすぎるとただクルクル回っているだけで十分に汚れは落ちません。少なくとも「5割程度」の量を入れましょう。
③洗濯ネットにたくさん入れる
「洗濯ネット」にたくさんの衣類を入れてしまっている方も多いのではないでしょうか。ネットに入れた洗濯物は「大きなかたまり」になって動くので、洗濯槽で回転すると「ボール」のようになってしまいます。偏りが起きやすく汚れも落ちませんし、洗濯機の破損をまねいてしまうので、ネットにたくさん衣類を入れるのはやめましょう。
④洗剤の量を適当に入れる
「少し汚れているからいっぱい入れておこう」と、適当な洗剤の量を入れると、逆効果の場合もあります。洗剤の量は商品記載の目安使用量を、きちんと付属のキャップなどで計って正確に入れるようにしましょう。洗剤が少なすぎるともちろん落ちませんし、多すぎても洗剤がすすぎきれずに繊維の中に残ってしまい、さらに「シミ」になったりする場合もあります。
⑤洗剤に一晩つけ置きする
つけ置きすると、洗剤が繊維に浸透して汚れが落ちるだろう…と考えがち。ですが、普段のお洗濯用の場合、つけ置くことを想定しては洗剤は作られていません。「色落ち」や「傷み」などの悪影響を与えてしまいます。洗剤のパッケージ記載の方法と容量どおりに、正しく洗濯しましょう。
▽出典:宅配クリーニングのcoco-ara(ココアラ)/知ってる?洗濯機のNG行動!