手のひらにちょこん♡羊毛フェルト作家MEBARUさん「てのり猫」カレンダー「てのり猫の魅力をもっと届けたい」
手のひらにちょこんとのるミニサイズの羊毛フェルト猫(てのり猫)で有名な羊毛フェルト作家・MEBARUさんが「てのり猫カレンダー2025」の発売を目指している(現在、予約販売中)。
MEBARUさんが羊毛フェルトを始めたきっかけは、22年間ともに過ごしたキジシロの愛猫「めばる」(オス)だった。「めばるとの出会いは不思議でした。最寄り駅から自宅へ歩いて帰る途中、木の上から降りられなくなった野良の成猫がいて、通りがかった男性が助けたんです。その時、猫はその場を走り去ってどこかに行ってしまったんですが、翌日、雨の中、その猫がなぜか私の自宅前に立っていたんですよ。もうびっくりでした」
運命を感じ保護して飼うように。めばるは家族思いの優しい猫になり、MEBARUさん一家に長年愛されて、虹の橋をわたった。めばるが年老いて衰弱していく姿をみて、「亡くなる前にこの子の姿を形に残したい」と思い、2017年ころから始めたのが羊毛フェルトだった。
試行錯誤の末、まだあまりなかった体長10センチ弱のミニサイズの羊毛フェルト猫(てのり猫)を独自に生み出し、インスタグラムで発表し続けたところ大人気に。フォロワー数は現在10万人を超え、作品は抽選に当たらないと買えないほど。「世界にひとつの、あなたの宝物になりますように」との思いを込め、一体ずつ丁寧に作品づくりを行なっている。
今年2月に出版した書籍「羊毛フェルトで作る てのり猫」(日本ヴォーグ社)は、MEBARUさんが作る精巧で愛らしい羊毛フェルト猫の制作方法やコツなどをあますところなく公開。初心者から経験者まで「わかりやすい」「とても参考になる」と共感をよび、重版3刷となっている。
今回のカレンダーは、同書に掲載された12匹の猫たちが毎月登場。「書籍はてのり猫の作り方解説がメインの内容でしたが、ふだんハンドメイドをされない猫好きさんにも、てのり猫の魅力をお届けしたくて、いろんなてのり猫が毎月楽しめるカレンダーを企画しました」とMEBARUさんは話す。
このカレンダー、事前の予約申込数が200冊に達した場合は商品化されるが、達しなかった場合、予約はキャンセルになるという(申し込みは9月20日23時59分まで。発売の場合は10月1日を予定)。来年は見るとついほほえんでしまう「てのり猫」で癒される毎日をおくってみては。
予約は(株)日本ヴォーグ社のECサイト「手づくりタウン」から。
MEBARUさんのインスタグラムは @mebaru_felt_cat
(まいどなニュース特約・西松 宏)