盤面に刻まれた溝に針を落とし回転させることで音楽を再生するレコード。

レコード針は通常、先端がダイヤモンドになったものが使用されるが、今SNS上で注目を集めているのはなんとレシートでレコードを鳴らす動画。

「今日のレシートDJ　ハンドスピナーにレコードをのせて、レシートだけで鳴らしています。」と件の動画を紹介したのはプロカリンバ奏者の木佐貫洋平さん（@LimbaTrip）。

レコードの溝に折り曲げたレシートの先端をあて、ハンドスピナーを回すと…たしかに音声が再生されている。ハンドスピナーを操ればクラブDJ風にスクラッチを楽しむこともできるこの装置。

木佐貫さんにお話を聞いた。

ーーレシートで音が鳴らせると発見した経緯は？

木佐貫：友人からレコードをもらったのですが、家にレコードプレーヤーを持っておらず、冗談で手回しろくろの上にのせてつまようじを置いてみたら音が鳴りました。これに衝撃をうけて試行錯誤し、1番よく鳴るものを身近で探した結果が今です。鳴らしやすいコツはレシートをしっかり爪を立てて折ることです。

ーーレシート以外にも実験されたのでしょうか？

木佐貫：過去に試したのはコーヒーフィルター、1万円札、ポテトチップス、とんがりコーンなどがあります。中でもコーヒーフィルターはくぼみ部分が共鳴になるので音量が出ます。

ただしレシートをはじめここに記した全てのアイテムは、あくまで個人的興味で試しているので、実践はおすすめしません。大事なレコードでは絶対やらないほうがいいと思います。

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SNSユーザー達から

「電力使わずSDJズや」

「レシートが針＋スピーカーをこなしています！（＋たぶんアンプも！）」

「すげー！折ったレシートだけで簡易的とはいえ再生できちゃうんだ....アナログの極みみたいなものを感じている」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。ご興味ある方はお試しになるのは自由だが、木佐貫さんが言う通りレコードに傷を付けてしまう可能性はおおいにある。あくまで自己責任でお願いしたい。

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）