「上司のパワハラやモラハラが酷かった」「残業が多い…」転職経験のある女性が役立ったスキル・資格は? 

株式会社R&G(さいたま市大宮区)は、このほど「女性の転職事情」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、最も多かった転職理由は「人間関係が悪かった」でした。では、転職する際に役立ったスキル・資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

調査は、転職経験のある全国の10~50代以上の女性340人を対象として、2024年7月~8月の期間にインターネットで実施されました。

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転職経験のある女性に「転職理由」を聞いたところ、1位は「人間関係が悪かった」(98人)でした。次いで2位「仕事量・残業が多い」(54人)、3位「収入面での不満」(36人)、4位「ライフステージの変化」(32人)と続き、「ジョブチェンジ」や「スキルアップ・キャリアアップ」よりも、今の人間関係から逃れることを目的とした人が多いことがわかりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【1位:人間関係が悪かった】

▽女性の先輩・同僚との関係性に疲れたことです(34歳)

▽職場にずっと馬の合わない先輩がいて、耐えながら働いていたものの、誰かのミスを私がやったと言って吹聴されたことで限界が来たから(28歳)

▽上司のパワハラやモラハラが酷かった。職員が有給休暇を取る時は必ず機嫌が悪くなり、「私が若かった頃はそんなもの取らせてもらなかった」等と毎回嫌味を言われたり、子育てのことやプライベートな部分にズカズカと入ってきたりした(23歳)

【2位:仕事量・残業が多い】

▽勤務時間が長い上に不規則であり、体力的に辛かったため(27歳)

▽残業が多く、子供のお世話がおろそかになった(45歳)

▽業務量が増えているのに対して、マンパワーは増員がないまま仕事量ばかりが増えてきて、心身ともに持たないと思ったことが一番の要因(53歳)

【3位:収入面での不満】

▽給与が安く、昇給額も微々たるものなため金銭的な不安を感じた(24歳)

▽お給料と仕事内容がつりあわなかった(45歳)

▽年収が低い業界だったから(31歳)

【4位:ライフステージの変化】

▽子育てがあり融通のきく会社へ転職しました(25歳)

▽離婚をきっかけに手に職をつけたいと思いました。全国どこでも場所を選ばず、年齢を重ねても続けられる仕事を目指しました(27歳)

▽結婚、出産しても働き続けたかったから。以前の職場は早朝、深夜も含めたシフト制だったので、仕事を続けるのは難しいと感じました(30歳)

また、「転職先を決める際に重視したこと」については、「満足できる収入」(73人)が1位に。次いで2位「通勤しやすさ・希望の勤務地」(62人)、3位「仕事内容が合っているか・希望の職種か」(60人)、4位「休みが多い・取りやすい」(39人)が続きました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【1位:満足できる収入】

▽現在の収入よりも、収入が多くなるかどうか(27歳)

▽給与の額もさることながら、年1回の昇給があるか(34歳)

▽生活に必要なお金が欲しかったので、お給料で決めました(43歳)

【2位:通勤しやすさ・希望の勤務地】

▽勤務先が自宅がある市内で、通いやすいところ(25歳)

▽通勤時間があまりかからないところ(27歳)

▽通勤に便利な場所であり、さほど時間が掛からない事を最重要条件にしていました(31歳)

【3位:仕事内容が合っているか・希望の職種か】

▽自分が興味のある業界であること、営業職ならインセンティブがあること(28歳)

▽接客の仕事が好きだったため接客ができる仕事を探しました(26歳)

▽外回りや、外部の会議の臨席等、外に出向く仕事がなく、内勤のみであることを重視しました(24歳)

【4位:休みが多い・取りやすい】

▽有給休暇の取得のしやすさ(27歳)

▽子育て中なので、急遽の時にお休みを取りやすいかという事を重視しました(44歳)

▽休みがしっかりと取れるところを重視しました(24歳)

最後に、実際に転職する際に役立ったスキルや資格を聞いたところ、「パソコンスキル・OA関連資格」(59人)が最多となったほか、「簿記」(37人)、「前職での経験」(35人)、「コミュニケーション能力」(28人)なども上位に挙げられたそうです。

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