血を吐いた猫の死骸が見つかる…目立った外傷はなし ボランティア「不審な死に方…虐待の可能性も」
「昨日一宮市花池町にて血を吐いて亡くなっている地域猫ちゃんが発見されました
連絡を受け現場に到着して警察に通報
他に外傷はなく虐待の可能性があると思います。現在警察の方々が捜査中です
投稿を悩みましたが抑止につながればと思います。」
9月18日、愛知県一宮市内で血を吐いて死んでいる猫が発見されたことが分かりました。
同市内で保護猫活動に取り組むボランティアのhinatabocco.kさん(@hinatabocco_k)によると、ボランティア仲間から「不審な死に方なので、どうしたら良いか?」と連絡を受けたとのこと。そこで警察に通報し、hinataboccoさんも現場に駆け付けたといいます。
猫が死んでいたのは、アパートの玄関先にあるエアコンの室外機の脇でした。hinataboccoさんたちがお世話していた猫で「いつも元気な地域猫ちゃんでした」とhinataboccoさん。さらに外傷については「事故にあったような目立った外傷や、道路に血痕なども全くありません。口から血を吐いているだけの不審な死に方です。お腹を蹴られたか毒物を食べさせられたか…虐待された可能性があります」と話します。
■近くでもう1匹、血を吐いた猫の死骸見つかる
また死んでいた猫が発見された場所から歩いて5分ほどのところで、他のボランティアがお世話をしていた猫が血を吐いて死んでいたことも判明しました。立て続けに起きた猫の不審死…hinataboccoさんはこう訴えます。
「まだ捜査中で分かりませんが、一宮市では他にも虐待と思われる案件があります。今回はhinataboccoハウス(保護シェルター)にも虐待を受けて不自由になってしまっている子たちがたくさんいます。さまざまな方面へ届いてほしい。動物虐待は犯罪です。しっかりと捜査してほしいと思います」
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今回の不審な猫の死について、hinatabocco.kさんがX(旧Twitter)に投稿し、さまざまなコメントが多数寄せられました。
「これが日本で起こってる現実なんですよね 本当にしんどくなります どれだけの苦痛を受けたんだろうか 関わってたひともどれだけ辛いか…たまりません」
「他の地域猫ちゃんたちにも危害が及ばない事を祈ります!」
「お外で生きていくのは本当に過酷です。お水や食べるものが見つけられるか、この暑さや冬の寒さをしのげる場所を見つけられるか。そして、どこに潜んでいるかわからない虐待者の目に触れずにいられるか。この子達も必死で生きています。猫が嫌いなら構わないで下さい。」
「目立った外傷なし…お腹を蹴られたか毒物を食べさせられたか 何故尊い命をこの様な姿になる迄やらなければならないのか!同じ場所で以前にもあった様ですが近所に住んで居るのか!ただただ普通に生きて居る動物にこんな悲劇があって良いのか。あまい判決では許されない」
「猫ちゃんのご冥福をお祈りします なんて酷い事をするのだろう 動物を虐待する奴にもっと国と警察は厳しく取り締まるべきだ」
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)