【コーヒーの飲み方東西比較】関東は苦みや酸味を重視 関西は優しい味わいがお好き

食の好みは関東と関西で異なるといいますが、それはコーヒーでも同様なのでしょうか。エフイーエム有限会社(岐阜県岐阜市)が実施した「関東・関西でのコーヒーの好みの違い」に関する調査によると、コーヒーを「ブラック」で飲む人は、関西地方よりも関東地方に多いことがわかりました。

調査は、関東地方・関西地方に在住し、週に一度以上コーヒー(インスタントコーヒーも含む)を飲む1025人(関東508人、関西517人)を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。

はじめに、「コーヒーはどのようにして飲むことが多いですか」と尋ねたところ、いずれの地方も「インスタントコーヒー」(関東58.5%、関西57.6%)が最多となりました。

そのほかでは、「喫茶店やカフェ等の店内利用」や「カフェ等でのテイクアウト」「コンビニでのテイクアウト」では関東地方と関西地方で8%前後の差があり、いずれも関東地方のほうが高くなった一方で、「自宅で豆から挽く」では関西地方のほうがわずかに高くなっています。

次に、「コーヒーを選ぶ際に重視するポイント」を教えてもらったところ、いずれの地方でも「味」(関東75.6%、関西70.4%)と「価格」(同63.2%、同65.0%)が上位となり、関東地方の人「味」を重視しているのに対し、関西地方の人は「価格」を重視する傾向がみられました。

ただし、「コーヒーを選ぶ際に重視するポイント」で最多となった「味」は関東と関西で好みが分かれており、「苦み」(関東53.4%、関西44.5%)、「酸味」(同23.6%、同19.5%)いずれも関東地方の人のほうが強い味わいを求めている様子が見て取れました。

また、コーヒーを飲む際に「一緒に楽しむことが多い食べ物」については、関東地方の人では「焼き菓子」(関東53.2%、関西47.0%)が最多となったのに対して、関西地方の人では「パン類」(同44.7%、同48.7%)が最も選ばれていることが明らかに。

そのほか、関西地方では「スナック菓子」(同5.5%、同10.8%)をコーヒーと合わせる人が関東地方よりも多くなっています。

最後に、「一番よく飲むコーヒーの飲み方」を教えてもらったところ、「ブラック」は関東地方の50.6%に対して、関西地方では39.3%と差がみられた一方で、「ミルクの追加」では、関東地方の25.0%に対して、関西地方では32.9%となり、苦みや酸味の強さを重視する関東地方は強い味わいが求められている一方で、関西地方では、優しい味わいを求めていることがうかがえる結果となりました。

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