猫の23歳は人間で108歳! 長寿表彰を受けた愛猫…長生きの秘訣とは? 13万いいねを集めた“家族の絆”

「愛猫が今日で23歳になりました!!!!!!!! すごい!!!!! えらい!!!!!!!!!!!」

X(旧Twitter)ユーザーの飼い主さん(@psychopass_S)の愛猫「空(くう)」くんが、9月10日で23歳を迎えました。

空くんの長寿を祝う表彰状が授与された投稿には、瞬く間に13万件の“いいね”が集まり、ネット上で大きな話題となっています。23年間という長い歳月を共に過ごしてきた空くんについて、飼い主さんに詳しくお話を伺いました。

■長寿表彰状と空くんの撮影舞台裏

まず、表彰状の写真を撮影した状況について飼い主さんに尋ねると、今年6月末ごろに撮影したとのこと。

「その時点で空は22歳後半でした。記念に申し込んだ表彰状が届いてとても嬉しくて、写真に残しました。ですが、空は特に興味を示さず、大きなあくびをしていました」

年齢を考えると、まだまだ元気な空くん。その姿に、飼い主さんは思わず微笑んでしまったそうです。どんなに特別な場面でも、マイペースな空くん。とてもかわいらしいですね!

■空くんとの出会い…ともに歩んだ23年間

空くんと出会ったのは、2001年のこと。

「母猫が子猫をくわえて突然我が家に現れたのが空でした。当時、私はまだ小学生で、家族全員が空のかわいさに魅了され、気づけば飼うことを決めていました。母猫は、私たちが子猫に夢中になることを見越していたのかもしれませんね」

こうして空くんは家族の一員となり、その後、長い年月を共に過ごしてきました。飼い主さんは23年間を振り返り、次のように語っています。

「最近、動物病院の看護師さんが空よりも年齢が若くて驚きました。これまで大きなトラブルを起こすこともなく、家族全員を常に笑顔にしてくれる存在です」

空くんが家族にとってかけがえのない存在であることは明白です。その23年間は、家族にとって宝物のような日々でした。

■長寿の秘訣とは…飼い主さんに聞いてみた

空くんがここまで元気に過ごせている秘訣についてもお聞きしました。

「空は体が大きく、今でもドライフードやウェットフードをよく食べます。若い頃はダイエットをしていたことも。今は動物病院の先生と相談しながら体重管理をしています。また、毎日たくさん褒めることも心がけていて、『かわいい』『えらい』とよく声をかけていますよ」

続く投稿で「よく寝て1日5食くらい食べる元気な爺猫です」とのコメント通り、空くんは食欲旺盛! どうやら飼い主さんの愛情深いケアが空くんの長寿を支えているようです。健康面だけでなく、日々のやりとりが空くんの元気を保つ秘訣だと言えるでしょう。

■おっとりした甘えん坊の空くん

空くんの性格についても伺いました。

「空はおっとりしていて、甘えん坊です。若い頃は家族に飛びついて抱っこをせがんだり、遊んだりしていました。虫が嫌いで、家族が虫を嫌がる姿を見て覚えたのか、空も虫が大嫌いです」

23歳になった今でも、空くんは家族の会話に参加したり、スマホを押しのけて甘えたりと、その愛らしさは変わりません。

また、最近では、好きなごはんに対するこだわりが強くなり、気に入らないものには見向きもしなくなったそうです。

「年を重ねてからは、猫じゃらしには反応しなくなりましたが、本物のエノコログサには夢中です。空には自分なりのこだわりがあるんですよ」

23歳になっても変わらない愛らしさがある一方、少しずつ変わったところもあるようです。空くんの日々の穏やかな生活が、これからも長く続いていくことを願わずにはいられません。

大きな節目を迎えた空くん。飼い主さんとの深い絆はこれからも変わらず、共にゆっくりと時を重ねていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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