「七三分け」おしゃれでしょ?生後2カ月で保護された子猫に一目ぼれ 野良出身で警戒心MAXだったけど、すっかり「お姉ちゃん」

福岡県に住むかずまさんは、2024年の夏、家族に新しい仲間を迎え入れることにしました。その名も「おだんごちゃん」。野良猫の子猫を保護した人から小さな天使クラブという保護団体が引き取った子猫でした。生後2ヶ月のメス猫で、2匹の子猫姉弟は黒猫。それぞれ、あん・ころ・もち(後のおだんごちゃん)という名前を付けてもらって里親を募集していました。ただ、もちちゃんは野良出身で警戒心むき出し。あまりにもシャーシャー言うので、譲渡には向かないかもしれないと思われていました。

しかし、もちちゃんを譲渡サイトで初めて見かけた瞬間、かずまさんはその可愛らしい姿に一目惚れしてしまったと言います。「この子をうちに迎えたい」と心に決め、家族で協力し、おだんごちゃんは晴れて新しい家族の一員となりました。

家族全員が猫好きということもあり、猫を迎える準備はすでに整っていました。おだんごちゃんが家にやってきた初日は、少し緊張していたのか、とても大人しくおっとりとした様子で、初めての場所に戸惑いながらも家族に見守られていました。すぐにかずまさん家族は、彼女に合った名前を付けるため、名前リストを作成し、家族全員で「おだんご」と名付けました。どこか丸みを帯びた愛らしい姿と、落ち着いた雰囲気が名前にぴったりでした。

生後4ヶ月となった今、おだんごちゃんはすっかり家族の中心的存在となっています。おだんごちゃん自身もまだまだ子猫ですが、実は彼女には大切な役割があります。それは、少し後に家族に加わった子猫の「きりたんぽくん」の面倒を見ること。活発で冒険心旺盛なきりたんぽくんに対して、おだんごちゃんはいつも優しく寄り添い、一緒に遊んでくれるのです。時にはきりたんぽくんを優しく見守りながら、2匹で家の中を駆け回る姿は、まさに兄妹のようです。

おだんごちゃんはその独特な七三分けのハチワレ模様でも人気者です。家族や友人たちの間でも「こんなに可愛らしい模様の猫は見たことがない」と評判で、彼女が家族に加わったことで、家全体が明るくなり、笑顔が絶えません。

かずまさん家族にとって、猫たちは欠かせない存在です。おだんごちゃんが加わってから、家族はさらに猫中心の生活になりました。一番年長のういろうくんと、おだんごちゃん、きりたんぽくんが一緒に遊ぶ姿を見ることで、家族全員が癒され、また新たな絆が深まったと感じています。

これからも、おだんごちゃんはういろうくんやきりたんぽくんと共に、かずまさん家族に笑顔を届けてくれることでしょう。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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