原価98円で作った豪華すぎるマグロの寿司がSNS上で大きな注目を集めている。

「頑張れば98円で、お寿司が作れます。」とその模様を紹介したのは荒木鮮魚店（岩手県陸前高田市）のあらきゆうきさん。

さまざまな部位を用いた寿司18貫と、まだいくつも寿司を作れそうなたたき状のマグロ肉。これだけあってたった98円とは驚きだが、実はこれらは全てマグロの頭とカマの部分を使ったもの。原価は安いが、寿司ネタにするまでには途方もない手間がかかってしまうのだ。

あらきさんにお話を聞いた。

ーー調理は大変そうですね…。

あらき：普通の魚を捌くのとはわけが違ってきてしまうためスペースは必要です。マグロ自体、皮が厚いため出刃包丁で捌くのをオススメします。慣れないと手を怪我する可能性があるため、慎重に挑戦していただきたいです。

ーーマグロカマのお寿司の味わいは？

あらき：マグロのカマは脂があり、それに加え希少部位としても重宝されている部位です。特に脳天は柔らかく非常に美味しい部位です。

ーー反響について。

あらき：岩手県陸前高田市にある小さな魚屋ではありますが、SNSを通して様々な方々に認知していただけてとてもありがたいなと感じております。

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SNSユーザー達から

「これがお寿司になるのも技術でしょうけど価格がバグってる」

「頬の肉ってかなり旨い希少部位って聞く…食ってみたい…でも家で解体したくない（臭いとゴミが…）」

「これやったことあるけど本当に大変だった…まず一般的なキッチンの流しに収まらない　まな板も無意味なほどの大きさ」

「98円マジで安いわ。しかもめちゃめちゃ美味い所。多分技術料５万円。」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。

荒木鮮魚店は東日本大震災で大きな津波被害を受けた陸前高田市の中心部に2019年オープン。季節折々の新鮮な魚介類を驚くほどリーズナブルに提供し、SNSでもたびたび話題になるみちのくの名店だ。調理した刺身や寿司、惣菜も販売しているので、ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。

荒木鮮魚店店舗情報

所在地：岩手県陸前高田市高田町字館の沖302-6

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）