リアル10万ボルト!?蛍光色の羊毛フェルトで作る「光るぬいぐるみ」がすごい!
まるで電撃を放っているような光線がついた人気キャラクター「ピカチュウ」のぬいぐるみ。まるで電気回路が埋め込まれているようですが、実は羊毛フェルトだけでできているんです。
「蛍光色の羊毛にブラックライトを当てると電撃になるのもっと認知されてほしい。自分よりもっとうまく使える人もいるはずだ」
この投稿を行ったのは、羊毛フェルトとコマ撮りアニメの作家であるにょほさん(@nyofoolest)。
暗室でブラックライトを照らし、スマホの画面などの関節照明を被写体に当てることで、蛍光色のウールを目立たせ、光らない部分の色も生かしながら撮影することができるんだとか。
にょほさんに話を聞きました。
ーーこちらのアイデアを思い付いたきっかけ、知ったきっかけを教えてください。
にょほ:最初は、蛍光色の羊毛を使用して光る羊毛フェルト作品を作りたいと思ったのがきっかけでした。しかし、作品が完成してUVライトを当てると、光る毛羽立ちが目立ちすぎて気になりました。どうにかこの毛羽立ちを消せないかと眺めていた時ふと、そのチリチリとした毛羽立ちが電気のように見えることに気づいたんです。そこで、逆にこれを活かして電撃表現として使おうと思い付きました。
ーー製作の際のコツがあれば教えてください。
にょほ:蛍光色の羊毛で電撃表現をする際は、羊毛を大量に使いすぎると、逆に電撃に見えなくなったり作品が隠れてよく見えなくなってしまうことがあります。ですので、羊毛はできるだけ少量に抑えて撮影するのがポイントです。たった1本の羊毛でも光るとかなり目立つため、1本ずつ細かく調整することをお勧めします。
ーー多くのコメントが寄せられていますが、印象に残っているものはありますか?
にょほ:全体的な話になりますが、他分野の造形をされている方やフィギュア撮影をされている方からの反応が多かったのは嬉しかったですね。色んな分野で活用していただければ幸いです。
◇ ◇
にょほさんは羊毛フェルトの解説動画をYouTubeなどで投稿されています。全編ストップモーションアニメの解説動画となっており、アニメ感覚で羊毛フェルトについて学ぶことができます。羊毛フェルトに興味がある方は、是非観てみてはいかがでしょうか?
(まいどなニュース特約・青島 ほなみ)