佳子さまの耳元で揺れる「寄せ木のダイヤ」に注文殺到 製作者は佳子さまと対面「振り返って見せていただき…」
秋篠宮家の次女佳子さまが着用された寄せ木細工のイヤリングとバレッタに注目が集まっています。9月下旬、鳥取県を訪れた際に身につけられていたもの。木の温かみが感じられるデザインは目を引き、製作した工房には通常の約20倍もの注文が舞い込んでいます。
■佳子さまから温かい言葉まで
佳子さまが着用されていたのは、鳥取県の小さな集落にある「白谷(しろいたに)工房」が作った「寄木のダイヤ イヤリング」4950円と「寄木のストライプバレッタ」3850円。サクラ、クリ、ヒノキなどの材料が色合いを生かしながらランダムに並べられ、一点一点異なる風合いに仕上がるのも特長の一つです。
同工房代表、中村建治さんは9月21日、佳子さまが鳥取県に到着されたニュースを見て驚きました。佳子さまが自分たちの工房のアクセサリーを身につけていたからです。「米子空港にご到着のネットニュースを見て、初めて知りました。ご入手の方法も把握できておりませんでした」(中村さん)。
中村さんは同日、県内で開催された交流会で佳子さまと対面する機会に恵まれました。佳子さまは中村さんがアクセサリーの製作者だとわかると、こんな行動も。「少し振り返ってバレッタとイヤリングを見せていただきました」(中村さん)。佳子さまからは「お体に気をつけて作品作りに励んでください」といった温かい言葉も掛けてもらったといいます。
佳子さまの着用姿がニュース映像などで流れると、同工房への注文数は通常の約20倍に増加。現在の納期は約15日ほどだそうです。同じデザインでピアスタイプもあり。鳥取県内の取り扱い店舗やオンラインストアで販売中。詳細は白谷工房の公式サイトで。
■現場で見た産業廃棄物が生まれ変わった
中村さんは20年のキャリアがある元大工。建築や解体現場などで木の端材が産業廃棄物として処分されていく様子をもったいなく感じていました。「長い年月をかけて成長した木が捨てられるのを少しでも減らしたい、違う形で残したい」という思いが募ったときに出合ったのが寄せ木細工でした。山あいの使われなくなった保育園を再利用し、工房を設立。2022年には創立10周年を迎えました。現在は総勢5人の作り手がおり、アクセサリーや生活雑貨など全ての製品を手作りしています。
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佳子さまはこれまでも、訪問先にゆかりのある製品を身につけられることがたびたびあります。最近では10月中旬、佐賀県を訪問された際に有田焼のイヤリングを着用し、注目が集まりました。同製品を扱うオンラインショップでは在庫が完売。現在は予約注文を受け付け中で、発送予定時期は2025年6月下旬以降という人気ぶりです。
(まいどなニュース・金井 かおる)