【漫画】育ててみたら「男の子って最高!」 母を守ってクモ退治、夕飯メニュー聞いて喜びの舞…苦手意識が吹き飛んだ“アホ可愛い”息子たちとの日々

子どもを授かることは大変喜ばしく「男の子かな?女の子かな?」など、エコーで判別できるまではワクワクしながら過ごすことでしょう。しかし、なかにはこれまでの人生で接してきた子どもたちの性格から、どちらの性別だと嬉しいという願望を抱いている人も少なくありません。

2児の男の子を育てているakaneさんも、実は出産を経験するまでは男の子を育てることに抵抗があったそうです。男の子の親になる前と後の心境を描いた漫画をX(旧Twitter)で公開したところ、同じ男の子を育てる親御さんから共感の声が寄せられました。

そもそもakaneさんは、普段見かける男の子の生活態度から、「幼少期以降の男の子はうるさくて乱暴だったり、陰気でひねくれている」というマイナスなイメージを持っていたそうです。そのため第一子が男の子だと診断されたときは、しっかりと愛情を伝えて育てていけるかという不安が頭に浮かびました。

しかし、そんな不安を大いに払拭するおバカ可愛いエピソードがたくさん描かれています。漫画を読んだ親御さんからは「我が家の男子も波動拳が使えるようになりたいと言ってました」や「七夕の短冊にカブトムシを触れるようになりたいと書いていた」など、つい笑みがこぼれてしまうような愛らしいエピソードが。

この心境の変化について、作者のakaneさんに経緯などを聞いてみました。

ー妊娠中に、お子様の性別に対する不安をどなたかに相談しましたか?

実母や義母に「男の子育児大丈夫かなぁ」と笑いながら話すことはありました。

義母からは男の子育児の経験者として「男の子はめちゃくちゃ可愛いよ、いつまでも甘えん坊だし優しいし」と励ましてもらい、実母からは「同性だからこそイライラする部分があるから、男の子は余計に可愛く思えるよ」と言ってもらえました。

ーご自身で心境の変化を感じたタイミングはいつ頃からですか?

出産前は苦手だと思っていましたが、4歳5歳を超えても私が思っていた「苦手な男子像」にはならずいつまでも可愛くて、アレ?と思いました。

私は男の子の「何を言っても全然聞いてくれないコントロール不能な感じ」が苦手だったのですが、子供って意外と素直に大人の言うことに従うんだなぁと驚きました。一見生意気に見える男の子も、嫌なことは「やめてね」とはっきり言えばやめる素直さをもっていて、男子苦手だった子供の頃の私はそれを知らなかっただけだと思いました。

ー第二子も男の子と判明した際、第一子の時と比べて感情の変化はありましたか?

私は女の子のことが元々好きなので2人目の性別が分かった時、女の子が育てられない寂しさは多少ありました。

でも男の子が可愛いことは1人目で分かっていたので、不安はありませんでした。

ー優しいお子様に成長されたのは、育ってきた環境によるものが大きいと考えておりますが、特別に心掛けていることなどはありましたか?

特別な育児は何もしていません。私のエピソードは特別なものじゃなくて、大好きな親を助けたいという気持ちって子供は皆持ってるんじゃないかなと思います。

皆さんもやってると思いますが、助けてもらったらものすごく大袈裟に褒めます。「うわぁ~いてくれてよかった~!!本当助かった~!!」と…。褒めてあげると本人たちも嬉しそうで可愛いです。

ー最後に、「妊娠中にお子様の性別について不安を感じていた自分」に「現在の自分」から声を掛けるとしたら、どのような言葉を伝えますか?

半信半疑だった義母の言葉をそのまま伝えたいですね。「男の子はめちゃくちゃ可愛いよ、いつまでも甘えん坊だし優しいし」と。あと「アホ可愛い」も付け加えたいですね。

どれも言葉だけでは出産前の自分には理解できないと思うので、漫画を見せたいです。つたない漫画ですが、これで男の子の可愛さが少しでも周知されればいいなと思っています。

(海川 まこと/漫画収集家)

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