「一緒に来る?」猫風邪で瀕死の子猫を保護したら…3年後、ぬいぐるみに擬態するおちゃめなイケニャンに

2020年の春、元野良猫だったユキハルくんは、飼い主のアクトさん(@AktFall)によって保護されました。

当時、ユキハルくんは推定生後4カ月で、猫風邪を患い、野良生活の中で体力が弱まっていたため、周囲の猫たちと比べても目立つ存在でした。アクトさんは、その様子を心配して、ずっと気にかけていたのです。

「もうすぐ引越すという時期に『一緒に来る?』と声をかけると、ユキハルがそばにやって来たんです」とアクトさんは振り返ります。ユキハルくんは、その一言に応えるかのようにそばにやって来ました。アクトさんは、ユキハルくんを保護。新居へ一緒に引っ越しました。

■“家猫”として新生活がスタート、普段の様子は?

現在、ユキハルくんは推定3歳に。アクトさん家族と暮らし始めたユキハルくんは、徐々に元気を取り戻し、家の中での生活にも慣れていきました。

一緒に暮らし始めてから、特に印象に残っているのはユキハルくんが家の中で姿を消したときのこと。「ある日、ユキハルの姿が見えなくなって、どこへ行ったのかと探し回りました。すると、棚の上にちょこんと座って、ぬいぐるみにまぎれこんでいたんです。保護する前はとても痩せ細っていて、弱々しかったので『こんな高いところに登れるほど元気になったんだな』と感慨深く感じました」とアクトさん。

ユキハルくんの元気な姿が、アクトさんにとってどれだほど嬉しいものであったかがうかがえます。

一方、ユキハルくんとの生活において、アクトさんが特に気をつけているのは“食生活”なのだとか。「ユキハルはとても食が細いんです。必要な食事量を食べてもらうのに苦心しています。でも、それ以外に大変だと感じることはなく、毎日穏やかに過ごしている様子を見るだけで幸せです」と語るアクトさん。

ユキハルくんの健康管理に心を砕きながらも、飼い主としての喜びを感じていることが伝わってきます。

■人見知りから社交的に…! 愛にふれたユキハルくんに変化も

また、ユキハルの性格について、アクトさんは「ユキハルは、おとなしく落ち着いた性格です。動物病院で注射や点滴をしても、暴れることはありません。本当に我慢強い子だと思います」と話します。保護当初は人見知りが強かったユキハルですが、最近では病院でもたくさんの人にかわいがられ、人懐っこい性格へと変化したそうです。

「ここ最近は、病院でたくさんの人にかわいがられて、人見知りすることがなくなり、社交的になりました」と、ユキハルくんの成長を嬉しそうに振り返るアクトさん。少しずつ新しい環境に慣れ、さらに他の人々とも良い関係を築けるようになっていくユキハルくんのことを温かく見守っているようです。

「ユキハルを家族の一員に迎えてから、我が家はこの子中心の生活になりました。日常がとてもにぎやかで楽しくなったと思います」とアクトさん。さらに、「『この家を選んで良かった』と思ってもらえる穏やかな日々が続くように努めたいと思っています」と締めくくっています。

ユキハルくんとアクトさん家族は、生活をともにすることで、お互いに豊かな日常を築いているようです。これからもユキハルくんと幸せな思い出をたくさん作りながら、にぎやかな日々を過ごすことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス