「メシウマ=他人の不幸」でしたよね? 最近ではクリーンな意味の使い方も ネットスラングの変遷にしみじみ
年々、移り変わってゆく言葉とその意味。祖父祖母世代はおろか親世代との会話ですら時折りスムーズにいかないことがあることを考えると、言語というものがいかに早いスピードで変化しつつあるかよくわかる。
今、SNS上で大きな注目を集めているのはあるネットスラングの意味の変化。
「メシウマっていうネットスラング、元は『他人の不幸で飯が美味い』の略なんだけど近年は自分に何らかの益があってご飯が美味しく感じられるみたいなクリーンな意味で使われるようになってて時代の変化を感じる」とその例を紹介したのはこばやしさん(@mk_lvn)。
3年前に469万円で購入した車を、2万km走行したにも関わらず460万円で売却で「メシうま」だというSNSユーザー。こばやしさんはこの投稿を引用して「時代の変化を感じる」とコメントしたのだ。
「メシウマ」とは2ちゃんねるのアンチ巨人スレッドで「巨人が負けるとメシが美味い」と題するスレッドが立てられられたことをきっかけに生まれたとされるネットスラング。そもそもは他人の不幸や不祥事を楽しむニュアンスで用いられていたのだが、こばやしさんが指摘するように近年は単に喜ばしい出来事があった際にも用いられる例が増えているようだ。
SNSユーザー達から
「ツンデレも『みんなの前ではツンツン、2人きりだとデレデレ』から変わってますし、隠語のJKとかも今では普通に使われてますし、どんどん時代の変化で変わるのかな」
「こっちの使い方する人初めて見ましたw壁ドンも今では『隣人がうるさくて壁叩く』と『壁にドンして女をナンパする』の二つ意味があったりしますね 確か前者が本来の意味だったような」
「言語の変遷って使い方間違ってるとか言われがちなんだけど、時代とかで使われ方や意味が変わったりするからそこを客観視して捉えてるの素晴らしい」
など数々の驚きの声、共感の声が寄せられた今回の投稿。読書のみなさんはどのように感じるだろうか。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)