「結婚式の招待状」”不参加”を選んだ人の7割強「気まずさを感じた」 返事受け取った招待側の思いは?
結婚式の招待状を受け取り、「不参加」を選んだ人の4人に3人が「気まずさを感じた」と回答--そんな調査結果が、株式会社トキハナ(東京都港区)が実施した調査でわかりました。その一方で、不参加の返信を受け取った招待側の約4割が「特に何も感じない」と回答したそうです。
調査は、全国の20~40代の男女654人を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。
「結婚式に招待されたら参加しなければいけない」という風潮がある中で、調査を行ったところ、全体の約4割の人が「招待されたけど参加しなかったことがある」と答えました。
また、参加しなかったことがある131人に「結婚式の不参加を選ぶ際、気まずさを感じたことがありますか」と尋ねたところ、75.6%が「気まずさを感じたことがある」と回答したことがわかりました。
このように、招待状がもたらす「強制力」によって、招待されたゲストに気まずさ・後ろめたさがある中で、「これまで実際に不参加で返信をして、その後の人間関係が気まずくなったことはありますか」という質問には、87.8%が「実際に不参加で返信をしても、その後の人間関係は特に変わらなかった」と回答しています。
その一方で、主催者である新郎新婦の38,7%が「不参加の返信を見ても特に何も思わない」、53.8%が「仕方ない」と思っていることがわかりました。
これらの結果から、結婚式の招待状には受け取った側が「参加しなければいけない」と強く感じる一方で、招待する側は「不参加でも気にしていない」と、両者の間にズレがあることがわかりました。
また、66.9%が「結婚式のシステムが招待状に囚われず、誰でも気軽に誘ってもいいもの(※呼びたくない人が来たら断れる)であれば、もっと多くの人にお祝いしてもらいたかった」と回答していることから同社では、「WEB招待状などの参加・不参加をより簡単に答えられる仕組みによって招待システムの強制力を減らし、よりラフな参加形式を取り入れることで、結婚式の数が増え、心からお祝いをしてくれるゲストも増えるはずです」とコメントしています。