長く煮込めば良いワケではない!?おうちおでんを楽しむための鉄則「十か条」メーカーが伝授
気温が下がってきて、おうちで登場する機会も増えそうな「おでん」。ですが、作る際に煮込んでいると、「味が濃くなった」「いも類が煮くずれた」など、思うような仕上がりにならないことも。練り物の製造・販売する、紀文の公式Xアカウント(@kibun_kitchen)が、そんな「おでん作りのコツ」を紹介し、注目を集めています。
■ポイントは「長く煮すぎない」「弱火で」
おでん失敗の原因は「煮すぎ」てしまっているから。煮る時間が長すぎたり、強火でぐつぐつ煮たりすると、煮汁が少なくなって煮詰まります。その結果、具と具がぶつかって「煮崩れ」したり、味が濃くなったりします。
実は、大根やこんにゃくも下ごしらえをしっかりとすれば、長く煮込まなくても味がしみ込みます。煮えにくいものから順に入れ、具によって煮る時間を変えましょう。同様に火加減も重要で、「一度煮立ったら、後は弱火でコトコト煮る」のがポイントとのこと。
■おでんの鉄則の「十か条」で覚えよう!
・大きめの鍋で、具が浸るぐらい汁をたっぷりと用意
・具はいろいろ用意して、味や食感の変化をつける
・ゆで玉子は固ゆで、大根やこんにゃくは表面に隠し包丁を入れる
・煮えにくいもの、味のしみ込みにくいものから順番に煮る
・弱火でコトコト(強火は煮くずれ・煮つまり・汁のにごりの原因に)
・鍋にフタをして煮込むときは必ずフタをずらす
・汁が煮つまったときは、味をみてお湯か汁を足す
・練り物の旨みがおでん汁に出過ぎないよう、煮る間は10~15分
・はんぺんは食べる直前に入れ、汁をかけながらさっと温める
・揚げ物の油分が気になるときは、熱湯でさっとかける程度の油抜きを
▽出典
・紀文 公式X/おでん煮込みすぎてない?
・紀文 公式/失敗学に学ぶ、おでんの作り方