【おむすび】「主役が環ちゃん(橋本環奈)でよかった」本格的な演技初挑戦のルーリー役・みりちゃむ 深まっていくハギャレンの絆に手応え
今週放送されている連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合ほか)第7週「おむすび、恋をする」では、結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)の恋模様が描かれ、ハギャレンメンバーたちが結を全力応援。そんななか、ルーリーこと真島瑠璃を演じるみりちゃむがインタビューに応じ、今後の見どころや撮影時のエピソードを語った。
■「思いっきり『ギャルの友情』を楽しんでいるハギャレンを見ていただけたら」
第7週の見どころを聞くと、
「第32回(本日11月12日放送)で結が翔也に神社で告白しようとするのを陰に隠れて見守ってるシーンは『これさ、実際はやんないよね』とみんなで話してました(笑)。ルーリーたちは、一度は結が『ハギャレンやめます』と言ったときも、結と歩(仲里依紗)の関係を知った以上、止められなかった。今週は、その結が戻ってきて、思いっきり『ギャルの友情』を楽しんでいるハギャレンのみんなを見ていただけたら嬉しいです」
かつては、自分が憧れる「伝説のギャル・アユ」の妹だからという理由で結をハギャレンにスカウトしたルーリー。しかし、第4週「うちとお姉ちゃん」~第6週「うち、ギャル、やめるけん」で米田姉妹の関係性を知っていくうちに、結と歩に対するルーリーの思いは変わっていったようだ。
みりちゃむは、
「2人の関係性を知って、ルーリーの考えはめちゃめちゃ変わったんじゃないですかね。ルーリーは最初、結のことを『アユの妹』としか見ていなかった。でも、歩がギャルになった理由や結の思いを知って理解していくうちに、『結』としてフォーカスして、好きになっていった。歩についても、『アユさん、こんな気持ちだったんだ』と理解が深まったんだと思います」
と、ルーリーの心境の変化を分析した。
■「同世代の俳優さんたちの存在はすごくありがたいです」
みりちゃむをはじめ、ハギャレンメンバーを演じる若手俳優たちについて、本作の制作統括・宇佐川隆史さんは「みりちゃむさんの演技には独特の“間”があって、そのリズムが他の俳優さんにも波及していく」「ハギャレンメンバー4人が互いに影響し合って、『どうしたらギャルを魅力的に見せることができるか』ということを高め合っている」と語っていた。みりちゃむは、現場での若手俳優たちの様子についてこう語る。
「スズリン役の岡本夏美ちゃんは演技の経験が豊富なので、よく相談に乗ってもらってます。それから、レオ(風見役・松本怜生)に『この台詞、どう言ったらいいかな』なんて相談すると、『俺はこっちの感じだと思うんだけど』とアドバイスをくれたりします。同じ台詞でも、人によって『こう感じるのか』という発見があって、同世代の俳優さんたちの存在はすごくありがたいですね」
■座長・橋本環奈の演技に感銘
また、主演の橋本環奈の印象については、
「『環ちゃん(橋本)が主役で本当によかったね』と、いつもみんなで話しています。私は『糸島編』の高校生役のなかではいちばん年下なんですが、初日から環ちゃんが『敬語使わなくていいよ』と言ってくれて仲良くしてくれて、とても嬉しいです。私は今回『おむすび』で本格的な演技を初めてさせていただいて、特に泣き芝居が難しくて。自分の泣くシーンを撮り終えたあとに環ちゃんの泣き芝居を見せていただいて、『どうやったらこんなに泣けるの!?』と驚きました。台詞だけじゃなくて、目線の動きとかが素晴らしいんです」
と、橋本へのリスペクトを語った。明日放送の第33回では、時間が少し進む。今後のルーリーと結を含むハギャレンメンバーの見どころについて聞くと、
「これからメンバーがそれぞれの道に進んでいくんですけど、どんなに離れていてもハギャレンは支えあう仲間。ふとしたときに会いたくなるような友達関係かなと思っています」
と、ますます深まっていくハギャレンの絆をアピールした。今後も続いていく、結とハギャレンのメンバーたちの青春物語を楽しみたい。
(まいどなニュース特約・佐野 華英)