ビジネスメールは何時間以内に返すべき? 1時間以内に返信がないと「遅い」と感じる人は1割【会社員300人のホンネ】
みなさんは、仕事でのメールは何時間以内に返信して欲しいと思いますか。メールDXツール『yaritori(ヤリトリ)』を提供するOnebox株式会社(東京都港区)が実施した「ビジネスメール調査2025」によると、「3時間以内の返信でも遅い」と感じる人が約4割に及ぶことがわかりました。
調査は、全国の20~59歳の会社員300人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
まず、「仕事上でよく利用しているコミュニケーション手段」を聞いたところ、「メール」(67.33%)が最も多く、次いで「電話」(63.33%)、「対面」(60.67%)、「ビジネスチャット」(24.67%)、「Web会議ツール」(24.00%)が挙がったほか、「FAX」(13.67%)という人も一定数みられました。
また、「メール1通あたりの読了時間」については、「1~2分未満」(33.17%)や「2~3分未満」(28.71%)で約6割を占めました。
他方、「メール1通あたりの作成・返信の所要時間」としては、「3~5分未満」(26.73%)、「5~10分未満」(25.25%)、「2~3分未満」(21.29%)などが上位に挙がっています。
さらに、メール送信後、「『メールの返信が遅い』と感じる時間」を尋ねたところ、「3時間以内」(19.80%)や「1時間以内」(12.87%)など「3時間以内の返信でも遅い」と感じる人は合わせて40.1%にのぼり、返信のスピード感を求める人が多いことがうかがえました。
次に、「メールをチェックする時間帯・タイミング」を教えてもらったところ、「出勤直後」(50.99%)が最多となりました。
一方、働く人々が業務時間外の連絡を拒む「つながらない権利」に注目が集まる中で、勤務時間外にメールチェックをしていると回答した人は、「出勤前」(11.39%)と「退勤後」(6.93%)などを合わせるとおよそ2割にのぼることもわかりました。
なお、「(特定の時間帯に限らず)メール受信後すぐ」(33.66%)と回答した人の中にも勤務時間外が含まれる可能性もあるため、そちらも考慮すると、勤務時間外にメール対応をしている人の数はより多いことが予想されるといいます。
最後に、「ビジネスチャットのメリット」を聞いたところ、「スピーディーなやり取りができる」(75.68%)、「形式的な挨拶や署名等が省かれるので気軽さがある」(37.84%)などが上位に挙がりました。
一方、「ビジネスチャットのデメリット」としては、「大量にメッセージが飛んでくると見逃しやすい」(37.84%)、「通知が多すぎて他業務に集中できない」(28.38%)などが挙げられ、メール業務に加えて、チャット対応も求められると連絡事項が煩雑化し、業務量の増加が懸念されることがうかがえました。
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【出典】
▽yaritori(ヤリトリ)調べ