コロナ禍に子猫をお迎え 警戒心が強く抱っこが苦手→ゴロゴロとリラックスする姿に家族みんなが癒される

■保護された妊婦猫が出産

大阪府在住の塩田さんが愛猫「ぎんなん」と出会ったのは、2021年1月。妊娠中の母猫が2020年10月に住宅街で保護され、その後に生まれた3姉妹の1匹がぎんなんちゃんでした。

塩田さん一家は以前から猫を飼うことを憧れており、コロナ禍の中でついに家族全員で相談し、飼う決心をしたそうです。妻と子供2人にとっても初めての猫。みんなドキドキしながら、ぎんなんちゃんを家族に迎えました。

初めてぎんなんちゃんに会った時、塩田さん一家は「なんて美人な子だろう!」と驚いたそうです。少し丸顔でありながら凛とした立ち姿が印象的で、見惚れるほどの美しさがありました。

「本当は『こうよう』という名前がついていたのですが、妻の大好物が銀杏だったので、『ぎんなん』という名前にしました」

ぎんなんちゃんの姉妹たちも「こうよう」「もみじ」と、秋の風情を感じる名前で揃っているのも素敵です。

■警戒心が強いけれど甘えん坊

現在4歳のぎんなんちゃんは、キジトラのメスで、少し警戒心が強く、抱っこは苦手。最初は少し攻撃的に見えることもあり、なかなか距離が縮まらないと感じることもありました。

しかし、ぎんなんちゃんには特別な「甘えスイッチ」があります。それは「ちゅ~る」を見せた時。大好物のちゅ~るを見せると、普段はクールなぎんなんが急にスリスリと甘えた姿を見せてくれるのです。こうして少しずつ信頼関係が深まり、今では家族全員にとって欠かせない存在になっています。

ぎんなんちゃんは、特にママと一緒に布団で寝ることが大好き。夜には一緒に布団に潜り込み、ぬくもりを感じながら過ごすひとときは、塩田さん一家の大切な日常の一コマです。また、珪藻土マットの上でゴロゴロするのもお気に入りで、リラックスした姿を見せてくれます。そんな可愛い姿に、家族全員が癒されています。

ぎんなんちゃんを迎えてから、塩田さん一家は、「家にいる時間がこんなにも幸せだったなんて」と感じる日々が増えたといいます。

「家で過ごす時間が多くなり、家族みんながぎんなん中心の生活に変わりました。少し引きこもり気味になっているのは家族全員の『猫愛』の深さゆえでしょう。穏やかで幸せな時間が増えたことで、心からリラックスできる空間が完成しました」

塩田さん一家にとって、ぎんなんちゃんはただのペットではなく、笑顔と癒しをもたらしてくれるかけがえのない家族そのものです。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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