恋人がいない独身男女の約4割が「自分は周囲の異性から魅力的でないとみられている」と回答－－そんな調査結果が結婚相手紹介サービスを提供する株式会社オーネット（東京都中央区）による「独身男女の自身の魅力」に関する調査でわかりました。では、異性として「魅力がない」とみられている理由にはどのようなことがあるのでしょうか。

調査は、恋人がいない全国の25～34歳の独身男女353人（男性201人、女性152人）を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。

まず、「異性から自分自身が日ごろどのようにみられていると思っていますか」と聞いたところ、「異性として魅力がないとみられている」（全体38.0%、男性41.3%、女性33.6%）が最も多く、次いで「どこにでもいる普通な異性としてみられている」（同36.5%、同37.3%、同35.5%）が続きました。

一方、「周囲の異性より少しは魅力があると思われている」と回答した割合は、全体で6.8%、男性が5.5%、女性が8.6%という結果となりました。

「周囲の同性より少し魅力がないとみられている」「異性として魅力がないとみられている」と回答した167人に、その理由を尋ねたところ、「顔がよくない」（全体43.1%、男性40.6%、女性46.5%）が最多に。次いで「コミュニケーション力がない」（同33.5%、同34.4%、同32.4%）、「スタイルがよくない」（同32.9%、同30.2%、同36.6%）、「明るい性格でない」（同27.5%、同27.1%、同28.2%）が続き、外面的なことだけでなく、内面・性格的な要因も要素として大きいことがうかがえる結果となりました。

一方、「魅力的にみられている」「周囲の他の同性より少しは魅力がある」と回答した47人にも同様に尋ねたところ、「顔が良い」（全体42.6%、男性36.0%、女性50.0%）、「明るい性格である」（同31.9%、同36.0%、同27.3%）、「スタイルがよい」（同29.8%、同20.0%、同40.9%）、「清潔感がある」（同27.7%、同28.0%、同27.3%）などが上位となり、内面的なことより見た目に自信があるという意見が目立ちました。

最後に、「異性からどのようにみられるか」についての考えを全回答者に聞いたところ、「好感が持たれるように自分を変える努力が必要」と答えた割合は、男性が29.4%、女性が25.0%。一方、「自分を変える努力は必要ない」と回答した割合は男性が15.4%、女性が19.1%となりました。

しかし、男女いずれも半数以上が「特に考えていない」（男性54.2%、女性55.9%）と答えており、異性からどう見られるかということは特に気にせず、ありのままの自分でいたいと大半の男女が思っていることがうかがえる結果となりました。

　　　◇　　◇

【出典】

▽結婚相手紹介サービス「オーネット」調査