【時代は変わった?】ビジネスシーンのスニーカー、8割「問題ない」
みなさんは、ビジネスシーンにおけるスニーカーの着用についてどのように考えていますか。マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が実施した「スニーカー関する調査(2024年)」によると、「ビジネスではスニーカーは避けたほうがよい」と回答した人は約2割にとどまり、約8割が「問題ない」と考えていることがわかりました。
調査は、全国の20~69歳の男女1100人を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。
はじめに、「スニーカーの着用頻度」について調べたところ、「ほぼ毎日履いている」と回答した人は全体の45.7%。これを性年代別に見ると、30~50代の女性(50.9%、54.5%、56.4%)では「ほぼ毎日履いている」と回答した割合が半数を超えた一方で、20代と30代の男性では「ほとんど履かない」(19.1%、20.9%)と回答した割合が2割前後を占めました。
また、「スニーカーの所有数」については、「2足」(27.6%)や「3足」(22.6%)に回答が集まり、「ほぼ毎日スニーカーを履く」と回答した人(503人)でも、所有数は「3足以内」が68.8%となり、必要最低限しか所有していないことがうかがえました。
次に、「ビジネスの場面でのスニーカー着用」について聞いたところ、「ビジネスでは避けたほうがよい」と回答した人は19.8%にとどまり、「会社の規定に反していなければ問題ないと思う」(27.2%)や「自由な服装をすべきだと思う」(19.7%)など、約8割が「問題ない」と考えていることがわかりました。
これを性年代別に見ると、50代と60代の男性は「ビジネスでは避けたほうがよいと思う」(32.7%、35.5%)と答えた人が3割を超え、他年代と比べて拒否感が強くなったのに対して、20代と30代の男性では「自由な服装をすべきだと思う」(26.4%、28.2%)が約3割を占める一方、「ビジネスでは避けたほうがよい」(いずれも22.7%)と答えた人も約2割と、意見が分かれる結果になりました。
最後に、「スニーカーを履くことで感じていること」を尋ねたところ、「いざというときに動きやすい」(46.7%)が最も多く、次いで「様々なファッションにあわせやすい」(34.1%)、「電車などで立っているときに楽」(28.8%)と続き、スニーカーの利便性や快適さを強く認識していることがわかりました。