元保護猫を迎えて1000日… 抱っこNG、警戒心MAXだった元保護猫が家族にくれた“奇跡” 「生活は猫ファーストになりました」
X(旧Twitter)ユーザー・こむぎ日記さん(@diarykomugi)が、元保護猫の女の子「こむぎ」ちゃんをお迎えしたのは、生後7カ月のころ。
もともと「猫を迎えるなら保護猫を」と家族全員で決めていた飼い主さんらは、保護猫の譲渡会へ足を運びました。そこで保護主さんがこむぎちゃんの写真を見せてもらったのです。
「写真を見た瞬間、家族全員の心が決まりました。『この子を迎えたい』という思いが高まり、その場でトライアルの申し込みをしたのです」
その後、こむぎちゃんは無事に家族の一員となり、新たな生活が始まりました。
■家での新しい生活と猫の変化
お迎え当初、こむぎちゃんは警戒心が強く、抱っこや爪切りはさせてくれなかったといいます。飼い主さんは、根気よく信頼関係を築き、今ではよく甘えてくれるようになりました。
「ごはんのあとは、膝上に乗ってくつろぎたいようで、目で訴えてくるようになりました。“おしりトントン”をするときも、テレビを見ながらしていると、こちらを振り返って『ちゃんとしてるかな?』とチェック! そのため、気持ちを込めてトントンしています」
また、こむぎちゃんがいることで飼い主さん家族にはさまざまな変化がありました。
「家族の話題は、すっかり猫中心になりました。生活も常に“猫ファースト”。買い物では、必ず、猫用品をチェックしますし、猫のデザインなどの商品を見かけると、ついつい手に取ってしまいます」
■こむぎちゃんへの思いとこれからの願い
こむぎちゃんは、今年3歳になりました。
飼い主さんによると、成長するにつれて、少しずつ性格に変化が見られるようになったそうです。
「家族以外の人にも甘えますが、最近、少し人見知りな面が見られるように。久しぶりに保護主さんが我が家へ遊びに来たとき、ソファの下に隠れて『シャーシャー』と威嚇しているのを見たときは、とても驚きました」
また、飼い主さんが子猫の預かりボランティアをしたときにも、こむぎちゃんの新たな一面が見られたといいます。
「子猫を2匹、預かったのですが、自らお世話をしたり、一緒に遊んだりしていました。その姿は、まるでお姉さん。母性が目覚めたのかもしれません」
こむぎちゃんと出会ってから、もうすぐ1000日を迎える飼い主さん家族。これまでの日々を振り返って、こう語ってくれました。
「我が家の中心には、常に猫がいます。これからも元気で長生きして、いつまでも一緒にいてほしい。『楽しく癒やしの時間を与えてくれてありがとう』という気持ちでいっぱいです」
こむぎちゃんが飼い主さん家族に与えてくれた喜びは計り知れません。これからも飼い主さん家族とともに幸せな日々を過ごしてほしいですね。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)