働く女性の約7割、仕事中の「経血漏れ」を経験「色が薄いボトムスははかない」

株式会社murmur(東京都品川区)は、このほど「仕事と生理」に関する調査結果を発表しました。それによると、働く女性の約7割が仕事中(通勤中含む)の「経血漏れ」を経験していることがわかりました。では、生理期間の仕事において、どのような工夫をしているのでしょうか。

調査は、全国の20~40代の働く女性1006人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。

まず、「普段仕事中に使用している生理用品・サニタリーグッズ」を聞いたところ、「使い捨てナプキン」(82.8%)、「おりものシート」(27.1%)、「タンポン」(15.4%)という結果になりました。

次に、「仕事中(通勤中含む)に経血漏れの経験」を聞いたところ、全体の約7割が「ある」(頻繁にある5.8%、時々ある27.2%、1~2回経験したことがある37.1%)と回答しています。

そこで、「生理期間の仕事中に工夫していること」を教えてもらったところ、「漏れにくい生理用品を使う」(42.4%)が最多となったほか、「服装(色が薄いボトムスははかないなど)」(40.1%)、「鎮痛薬を飲む」(27.9%)といった意見も挙げられ、生理用品などを工夫して対策している女性が多いことが示されました。

続けて、「仕事における生理で経験があること」を教えてもらったところ、「自分のタイミングでトイレに行けなかった」(42.4%)、「生理用品を持ち歩くのを忘れていた・なくなった」(37.2%)、「衣服や椅子に経血がついた」(34.0%)などが上位となり、「ユニフォームを汚してないか気になり仕事に集中出来なかった」(20代)、「忙しくてトイレに行けず、服と椅子に血がついていた」(40代)といった声が寄せられました。

また、「仕事中の生理における悩み」については、「生理用品の不快感や交換の手間」(42.4%)、「イライラや不安など精神的な不調」(39.2%)、「経血漏れが周りに気づかれないか」(34.8%)、「臭いが周りに漏れていないか」(33.9%)などが上位に挙がり、適切なタイミングで生理用品を交換できないことが不快感の増大や経血漏れ、臭い漏れへの不安も引き起こしていることがうかがえます。

さらに、全体の72.0%が「生理期間は仕事のパフォーマンスが下がる」と回答。その理由としては、「集中力が途切れやすい」「ストレスを感じやすく、情緒が不安定」(いずれも27.6%)、「頻繁な休憩(トイレなど)が必要で仕事が中断される」(18.5%)といった意見が上位を占めました。

そのほかの原因として、「気分の落ち込みやイライラ」(45.0%)、「痛み」(44.1%)、「ムレ、臭い、かゆみ等の不快感」(33.8%)なども集中力の低下やストレスなどにつながり、仕事に支障をきたしている傾向が見られました。

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