【イメージ悪化した不祥事2024】宝塚歌劇団員死亡、「セクシー田中さん」原作改変、神戸大生旅館破壊動画 いなば食品内部告発
株式会社宣伝会議(東京都港区)が発行する広報・メディア対応の専門誌『広報会議』は、2024年1月~10月に発覚した企業や自治体、団体などの「イメージが悪化した出来事」に関する調査結果を発表しました。それによると、「小林製薬、紅麹関連製品による健康被害」が1位となりました。
調査は、全国の20~69歳の男女1000人を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。
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同誌の編集部が危機管理の専門家の意見をもとに選定した2024年1月~10月の間に発覚した13件の不祥事の中から、「イメージが悪化した」項目を任意で3つまで選択してもらいランキング化したといいます。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りとなりました。
【2024年 イメージが悪化した不祥事ランキング】
1位:小林製薬、紅麹関連製品による健康被害(37.5%)
2位:宝塚歌劇団員死亡問題、パワハラ認め遺族側に謝罪(34.3%)
3位:ドラマ『セクシー田中さん』原作改変巡る一連の問題(28.9%)
4位:トヨタなど自動車業界で認証試験における不正発覚の連鎖(11.6%)
5位:神戸大、非公認バドミントン同好会「旅館破壊」動画拡散(10.6%)
6位:羽田空港における日本航空機と海上保安庁機の衝突事故(10.3%)
7位:いなば食品、新入社員の寮の「ボロ家」騒動など内部告発相次ぐ(9.9%)
8位:損保大手4社カルテル問題、課徴金20億円(8.7%)
9位:日産自動車に下請法違反で勧告、30億円の不当な減額要求(5.5%)
10位:鉄道各社の車両、輪軸の組み立てで検査データ改ざん(4.4%)
【1位:小林製薬、紅麹関連製品による健康被害】
▽健康被害をすぐに報告しなかったのが隠蔽体質な企業だと感じた(57歳男性)
▽死者が何人も出ているのに原因究明が遅かったしトップの謝罪も誠意が感じられなかった(61歳女性)
【2位:宝塚歌劇団員死亡問題、パワハラ認め遺族側に謝罪】
▽劇団側のコメントが二転三転して、劇団のイメージが更に悪くなった(25歳女性)
▽当初否定していたこと、および、歌劇団側の報告が全オープンになっていない(53歳男性)
【3位:ドラマ『セクシー田中さん』原作改変巡る一連の問題】
▽全く説明責任が果たせておらず、うやむや(47歳男性)
▽作者の意向を無視したドラマ制作の過程に関する言い訳。世間体を気にしているだけで一応形だけしたような謝罪が文面から伝わってきた(35歳女性)
【4位:トヨタなど自動車業界で認証試験における不正発覚の連鎖】
▽こんなにも連鎖続く?嘘でしょ?(30歳女性)
▽何回同じような不正が明るみに出れば気がすむのか(58歳男性)
【5位:神戸大、非公認バドミントン同好会「旅館破壊」動画拡散】
▽この学校に通っている子までイメージが悪くなった(57歳男性)
▽学生のノリなんて通用しない(42歳男性)