物価高や家賃の高騰などが起きている昨今、「コスパ良く生活できる街」が気になる人も多いのではないでしょうか。不動産情報メディア『幸せおうち計画』を運営する株式会社AZWAY（東京都豊島区）が実施した「コスパの良さそうな都道府県」に関する調査によると、「北海道」が1位となりました。

調査は、全国の10～60代以上の男女588人（女性388人、男性200人）を対象として、2024年7月～9月の期間にインターネットで実施されました。

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その結果、「住んだらコスパが良さそうな都道府県ランキング」は、1位「北海道」（55人）、2位「福岡県」（47人）、3位「東京都」（45人）、4位「埼玉県」（42人）という結果になりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【1位：北海道】

▽食費が安く済みそうですし、夏は暑くないのでその分電気代の節約が出来そう（30代女性）

▽友人が北海道に住んでいるが、家賃や物価を聞くとこちらよりも断然安い。冬場は暖房の料金が高くなるようだが、夏はエアコンも必要ないそう（30代女性）

▽札幌など都市部を避ければコスパが良さそう。農業や漁業も盛んなので食料品も安く買えると思った。仕事については札幌などの都市部にでればあるのでないか（30代男性）

【2位：福岡県】

▽九州の中で最も都会なのに、自分が住んでいる県と家賃が変わらない。交通費も安い。おいしい食べ物も多く簡単に手に入る。どこにいくにもアクセスが簡単かつリーズナブル（50代女性）

▽住んでいる身内がいるが、家賃が安く交通の便もよく、食べ物が美味しい。野菜は安い。空港が近くて旅行好きには便利。ショッピングや観光、遊びもアウトドアもすぐ近くで楽しめる。そこそこの都心部の家賃で倍の広さに住める（50代女性）

▽大きい都市の割に家賃が安い。交通機関が数多くあり充実しているし、大都市なので税収も多そうで公共施設・サービスが充実して困りごとに対応してくれる公的機関が多そう（40代女性）

【3位：東京都】

▽車を保有するための購入価格、維持を考えたら、移動しやすい交通機関が充実している東京がいい。物価高ですが、何より色々と便利だと思う（40代男性）

▽住居費は高くつきますが、激安店が多いので物価が全体的に安く、鉄道運賃も安いので交通費がおさえらる。行政サービスは無料や格安で利用でき、トータルで生活費がさほど高くなく生活できると思う（50代女性）

▽駅近とか新築物件の家賃は高いかも知れませんが、選択肢が沢山あるし、求人も副業も含めて沢山ある。激安スーパーもあったりして、贅沢を望まなければコスパが良さそう（50代女性）

【4位：埼玉県】

▽1度住んでいた時期があるのですが、東京と比べると田舎なのでかなり安いですし、お店なども歩いて行ける範囲なので時間も節約できました（20代女性）

▽東京へのアクセスは良好である一方、路線や地域を適切に選択すればさほど地価は高くないところが見つかりますし、バランスが良いと思っています（20代男性）

▽東京ほど家賃が高くなく、都会過ぎずに住みやすい。東京に近いので、買い物や遊びにも困らないという点でコスパがよさそうだなと感じる（30代女性）

「コスパが良いと思う都道府県」を男女別に見ると、女性は1位「北海道」（36人）、2位「福岡県」（35人）、3位「千葉県」（33人）一方、男性では1位「東京都」（20人）、2位「北海道」（19人）、3位「沖縄県」（15人）という結果になり、順位に違いはあるものの、「北海道」「埼玉県」「福岡県」がどちらにもランクインしています。

次に、「実際に住んでいる都道府県のコスパ」について聞いたところ、「満足度50％」（19.0%）が最も多く、次いで「満足度80％」（18.2%）、「満足度70%」（17.5%）、「満足度60％」（12.1％）が続きました。

また、コスパが良いと思う都道府県ランキングで上位3位だった「北海道」「福岡県」「東京都」のコスパへの満足度について分析したところ、「福岡県」の満足度は全員が50％以上満足しており、80％以上満足している人は4割を超えました。

そのほか、「北海道」では50％～100％の満足度の人が8割以上となっており、平均より満足度が高いことがわかった一方、「東京都」は50％以下の満足度の人が37.6%となっており、平均と比べてコスパへの満足度が低いことがうかがえました。