元保護猫が思春期の息子たちとの架け橋に! 甘え上手なバロンくんが家族に運んだ“癒やしと絆”
元保護猫の男の子「バロン」くんは今、X(旧Twitter)ユーザー・ほごねこバロンさん(@pink8stone)のもとで穏やかな日々を送っています。
バロンくんが迎えられたのは、4年前。知人からの連絡で、保護猫活動をしている方が里親を探していると聞いたのがきっかけでした。
ちょうどその時期、思春期の息子が幼い頃に「猫と暮らしたい」と言っていたことを思い出し、家族でお迎えを検討し始めたそうです。
「当時、バロンくんは4歳の成猫でした。写真を送ってもらったとき、その愛らしい姿に心を奪われました。すでに健康チェックを済ませたバロンくんが、我が家に来る日が決まりました」
こうしてバロンくんは、新たな家族の一員となったのです。
■バロンくん、初日の様子
新しい家にやって来たバロンくんは、驚くほどリラックスしていたといいます。
「驚いたことに、バロンくんはすぐに喉を鳴らしながら私たちに寄り添ってきました。膝の上に乗ったり、家族みんなに甘えてくれる姿に感動したのを覚えています」
保護主さんによると、バロンくんはもともと近所をよく歩き回っていたそうです。当初は、首輪をしていたことから、飼い猫だと思われていましたが、次第に首輪が外れ、体も汚れていったため、飼い主がいない可能性が高いと判断されました。
「デッキでBBQをしていると、バロンくんが遊びに来てゴロンとお腹を見せるようになりました。ある日、キャリーを用意してバロンくんを呼んだら、自分から中に入って香箱座りをしたんです。その瞬間、扉を閉めて保護できました」と、保護主さんは教えてくれました。
■家族に愛されるバロンくん
バロンくんは、人見知りもせず、誰にでもフレンドリーな子だといいます。
「お外を眺めるのが好きで、窓際に座って楽しそうに外を見ています。最近のお気に入りは、息子のリュックサックの上に乗ること。出かける準備をしているときにも、リュックの上でどっしりとくつろいでいます(笑)」
さらに、バロンくんはおやつが欲しいときや一緒に遊びたいときには、前足でツンツンと飼い主さんを誘ってくるそうです。
「バロンくんは、キッチンでお水を使っているといつもそばに来て、じっと見つめています。まるで私たちの行動を見守ってくれているようで、とても癒やされます」
このように、バロンくんは家族とのコミュニケーションを楽しみ、家の中を明るくしてくれる存在です。
■家族のアイドルとして君臨
今ではバロンくんは、家族にとって欠かせないアイドル的存在となりました。そんなバロンくんには、日課になっていることがあるそうです。
「夜になると、家族それぞれの寝場所を巡って、誰かのそばで添い寝をしてくれます。その時間が、家族にとって一番の癒やしです」
飼い主さんは、バロンくんに感謝し、これからも一緒に楽しい日々を過ごしていきたいと語ります。
「バロンくんが我が家にやって来たその日から、家族全員の心を和ませてくれました。特に、思春期を迎え、多感な年頃だった息子たちの心を癒やしてくれたように思います。バロンのお世話をすることで愛情を注ぐことを自然と学んだように感じます」
家族の中心的な存在になったバロンくん。飼い主さんは、バロンくんが元気に楽しく過ごせるよう、できる限りのサポートを続けていくつもりです。
「これからも一緒にたくさんの思い出を作っていきたいです。バロンくんを家族として迎えられたことを心から嬉しく思っています」
これからも、バロンくんの愛らしい姿は、家族の絆をさらに深めていくに違いありません。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)