家族愛が高い都道府県 上位は大分、愛知、沖縄 気になる下位は?

みなさんは、自身の「家族愛」の点数を100点満点で評価すると何点になりますか。ジブラルタ生命保険株式会社(東京都千代田区)が実施した「家族愛に関する調査2024」によると、男性の平均は「74.9点」、女性では「77.4点」となりました。では、「家族愛」の点数が最も高かった都道府県はどこなのでしょうか。

調査は、全国の20~69歳の既婚(事実婚含む)男女4700人(男女各2350人)を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。

まず、自身の「家族愛」の点数を100点満点(0点:最低~100点:最高)で評価してもらったところ、「80点台」(23.6%)や「100点」(26.3%)に回答が集まり、平均は「76.1点」、男性平均は「74.9点」、女性平均は「77.4点」となりました。

過去の調査結果と比較すると、全体では2022年79.8点→2023年76.7点→2024年76.1点、男性では2022年79.3点→2023年75.7点→2024年74.9点、女性では2022年80.3点→2023年77.6点→2024年77.4点と、いずれも下降傾向がみられました。

また、「家族愛」の点数が高い都道府県を見ると、1位「大分県」(81.5点)、2位「愛知県」(80.7点)、3位「沖縄県」(80.0点)、4位「鹿児島県」(79.8点)、5位「山梨県」(79.6点)となった一方、低い都道府県は、47位「山形県」(70.6点)、46位「岐阜県」(71.4点)、45位「秋田県」(71.9点)という結果になりました。

これを男女別で見ると、男性は1位「大分県」(82.3点)、2位「山梨県」(81.4点)、3位「埼玉県」(80.7点)、女性では1位「沖縄県」(82.8点)、2位「徳島県」(82.5点)、3位「愛知県」(82.1点)と、男女で全く違う結果になっています。

他方、自身が感じる「家族から自身への愛」の点数を100点満点で評価してもらったところ、こちらも「80点台」(20.6%)や「100点」(25.1%)に回答が集まり、平均は「73.3点」、男性平均は「72.6点」、女性平均は「73.9点」となりました。

ちなみに、「自身の家族愛」の点数と比較すると、自身が感じる「家族から自身への愛」の点数(平均73.3点)と比べて自身の家族愛の点数(平均76.1点)のほうが2.8点高くなっています。

また、「家族から自身への愛」の点数が高い都道府県を男女別に見ると、男性は1位「大分県」(81.9点)、2位「山梨県」(81.4点)、3位「長崎県」(81.0点)、女性では1位「鹿児島県」(80.9点)、2位「神奈川県」(79.2点)、3位「東京都」(79.1点)という結果になりました。

最後に、「家族愛を深めるために欠かせないと思うこと」を聞いたところ、「普段から会話する」(56.4%)が最も高くなり、次いで「家族で団らん・食事する」(48.6%)、「家族間で思いやりを持つ」(48.0%)、「感謝の言葉を伝える」(47.3%)が続きました。

一方、「家族愛を深めるために実践できていること」では、「普段から会話する」(48.0%)、「家族で団らん・食事する」(44.3%)、「誕生日・記念日にお祝いする」(37.5%)が上位に挙げられました。

なお、両者を比較すると、「家族間で思いやりを持つ」(欠かせないと思うこと48.0%、実践できていること35.1%)と「感謝の言葉を伝える」(同47.3%、同36.9%)では、“実践できていること”のほうが10ポイント以上低くなり、家族愛を深めるうえで大切だとわかってはいても、家族に対し思いやりを持ったり感謝の言葉を伝えたりすることを十分にできていない人が少なくないことがうかがえました。

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【出典】

▽ジブラルタ生命調べ

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