高齢になるほど「運転に自信あり」!? 一方で「運転時に不安に感じる状況」は増加傾向
MS&ADインターリスク総研株式会社(東京都千代田区)は、このほど「自動車運転をテーマとするアンケート調査」の結果を発表しました。同調査によると、「自動車運転に対する自信」は高齢になるほど高くなる傾向にあることがわかりました。その一方で、年齢が上がるにつれ「運転時に不安に感じる状況」は増える傾向もみられたそうです。
調査は、月に数回以上運転することがある全国の20~90歳の男女1000人(男女500人ずつ)を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。
まず、「自動車運転に対する自信」について、「自信がある」と答えた割合を調べたところ、「20~29歳」は44.7%、「30~59歳」は36.7%、「60~64歳」は42.7%、「65~69歳」は47.3%、「70~74歳」は48.7%、「75~79歳」は61.3%、「80歳以上」は54.0%と、高齢になるほど高くなる傾向にあることがわかりました。
「運転に自信がある」と答えた割合を性年代別に見ると、「75~79歳の男性」は78.7%となった一方で、「75~79歳の女性」では44.0%と30ポイントを超える開きが見られ、性別で大きく差があることが見て取れました。
また、「運転時に不安を感じる状況」を尋ねたところ、「夜間(暗い状況)」(61.7%)、「狭い道路」(42.2%)、「降雨時」(32.0%)がTOP3となりました。
一方、「不安を感じることはない」という人は全体の4.9%。これを年代別に見ると、「20~29歳」では9.3%だったのに対して、「65~69歳」は4.0%、「70~74歳」は3.3%、「75~79歳」は2.0%、「80歳以上」は1.0%と、高齢になるほど高くなっていた「運転に対する自信」とは裏腹に、「不安に感じる状況」は年齢が上がるにつれ多くなっていることがうかがえる結果となりました。