元保護猫の女の子「メイ」ちゃんと、X（旧Twitter）ユーザー・ゆずルイメイママさん（@uJWJpFJGxHBmkUw）との出会いは、偶然の出来事でした。

2022年、愛犬の散歩中、木に登っている子猫を発見。それが、メイちゃんだったのです。

「先住の元保護猫・ルイくんを保護して2カ月後のことでした。ひとりぼっちで木の上にいる子猫をみつけたのです」

飼い主さんは、メイちゃんをそっと抱き上げて保護しました。

「私はそれまで子猫と接したことなどありませんでした。ところが、その年は立て続けにルイとメイを保護することに……。ふたりを家族に迎えることになった運命の年だったといえるかもしれません」

■愛犬との別れを癒やしてくれたメイちゃん

メイちゃんは、おうちのすぐ隣にある飼い主さんの実家でお母さんと一緒に暮らすことになりました。

飼い主さんは、実家で仕事をしているため、毎日、ルイくんを連れて出勤。メイちゃんは、ルイくんと添い寝したり、遊んだりして過ごしています。

「メイは、家族や実家を訪れるお客さんに名前を呼ばれると、必ず返事をするので、とてもかわいがられています」

今年、飼い主さん家族に悲しい別れが訪れました。

メイちゃんと出会うきっかけを与えてくれた愛犬「ゆず」ちゃん（享年13歳）が虹の橋を渡ったのです。飼い主さん家族の悲しみは相当なものでした。

「高齢の母にとって、メイがそばにいてくれたことは何より心の支えになっていると思います」

■元保護猫たちと過ごすにぎやかな日々

メイちゃんは、今年2歳になりました。

成長にともない、少しずつ個性が現れるようになったといいます。

「メイは、先住のルイと違って触れられるのは苦手。ツンデレ女子です。触ろうとすると猫パンチが炸裂！ でも、呼ぶとお返事してくれるところが、とてもかわいらしいのです。メイとルイ、それぞれ異なる魅力がありますね」

今夏、飼い主さんのおうちに新たな家族が増えました。黒猫の男の子「ムー」くんです。

「猛暑の中、家に黒猫が現れるようになりました。遠目にも皮膚がボロボロの状態……。捕獲器で保護し、動物病院へ連れて行き治療をして、完治しました。現在は、ケージの中で過ごしてもらいながら、家に慣れてもらっているところです」

思いがけず、3匹の猫と暮らすようになった飼い主さん。その思いをこう語っています。

「我が家で安心して暮らしてほしい。それが願いです」

飼い主さん家族に見守られながら、生活をともにするようになったメイちゃん、ルイくん、ムーくん。これからも、その愛情に支えられながら穏やかな日々を過ごすことでしょう。

（まいどなニュース特約・梨木 香奈）