iPhoneユーザー5人に1人が「経験あり」 それでもバックアップしない理由って?【データ消失の悲劇】
みなさんは、iPhoneのデータを失った経験がありますか。株式会社バッファロー(名古屋市中区)が実施した「iPhoneのバックアップ」に関する意識調査によると、5人に1人以上が「データを失った経験がある」と回答したことがわかりました。データのバックアップを定期的に実施しないのはどのような理由があるのでしょうか。
調査は、日常的に写真やビデオを撮影しており、PCでバックアップをとっていない全国のiPhoneユーザー111人を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。
その結果、「過去にiPhoneのデータを失った経験がある」(何度もある6.3%、一度だけある17.1%)と答えた人は全体の23.4%となりました。
データを失った経験がある26人に「データを失った後の対策」を教えてもらったところ、「iCloudの容量を増やしてバックアップを開始した」「データの整理・削除をこまめに行うようにした」(いずれも26.9%)、「外部ストレージ(外付けHDD、USBメモリー、SDカードなど)を購入した」(15.4%)などが上位に挙がりました。
続けて、「最も失いたくないスマホのデータ」を全回答者に聞いたところ、「写真・ビデオ」(55.0%)が最多となったほか、「連絡先」(19.8%)、「SNSのメッセージ」(6.3%)なども挙げられました。
次に、「iPhoneデータの容量不足を感じた経験がありますか」と尋ねたところ、「ある」が59.5%、「ない」が38.7%という結果になりました。
また、「容量不足によって感じた困りごと」については、「新しい写真やビデオが撮れない」(51.5%)が最も多く、次いで「写真やビデオの削除作業が面倒」(39.4%)、「アプリやiOSのアップデートができない」(33.3%)が続きました。
さらに、「iPhoneのバックアップの頻度」については、「不定期(気が付いた時のみ)」(23.4%)や「週に1回以上」(14.5%)などが上位に挙がった一方、約3割の人は「バックアップをしていない」(30.6%)ことが判明。
バックアップを「週に1回以上」「月に1回程度」「数か月に1回程度」と答えた33人に「定期的にバックアップをしている理由」を教えてもらったところ、「データを失わないようにするため」(75.8%)と「突然の故障や紛失に備えるため」(42.4%)などに回答が集まりました。
一方、「半年に1回以下」「不定期(気が付いた時のみ)」「バックアップをしていない」と答えた61人にも同様に尋ねたところ、「バックアップ作業が面倒」(37.7%)、「バックアップの方法がわからない」「クラウドストレージの容量が足りない」(いずれも18.0%)といった回答が挙がりました。
そこで、「定期的にバックアップをしたくなる条件」を聞いたところ、「操作が簡単で手間がかからない」(50.8%)が最も多く、次いで「バックアップ容量を気にしなくて良い」(27.9%)、「ランニングコストがかからない」(23.0%)が続きました。
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【出典】
▽株式会社バッファロー