インターナショナルスクール途中退学したけれど…保護者の半数が「再入学」を検討 「海外大学進学のため」
じゅけラボ予備校(大阪市北区)が運営する『じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOI』は、このほど「インターナショナルスクールを辞めた後の学校と再入学の可能性」に関する調査結果を発表しました。それによると、インターナショナルスクール退学後も、半数近くの保護者が「再入学」を検討していることがわかりました。では、再入学を希望する理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
調査は、子どもがインターナショナルスクールを途中退学した経験がある全国の保護者200人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
調査の結果、「インターナショナルスクールを退学した子どもが通う教育機関」は、「日本の公立学校」(36.5%)が最多となったほか、「日本の私立学校」(28.0%)、「一条校ではないオルタナティブスクール(現在の公立学校や私立学校とは異なる、独自の教育理念・方針により運営されている学校)」(22.5%)なども挙げられ、インターナショナルスクールを辞めた理由の多くが「学校に馴染めない(学習内容の難しさ・友人関係の問題)」「学費が高い」という視点から考えると、安定した教育環境とコスト面でのメリットを求める保護者が多いことがうかがえます。
その一方で、半数近くの保護者が「インターナショナルスクールへの再入学を検討している」(46.0%)ことが明らかとなりました。
そこで、「インターナショナルスクールに再入学させることを検討している理由」を尋ねたところ、「国際的な環境で教育を受けさせたい」(68.5%)が圧倒的最多に。
そのほか、「英語力向上のため」(31.5%)、「海外大学進学のため」(23.9%)といった意見も挙げられ、子どもの将来におけるグローバルな視野や多文化理解の重要性を強く感じていることがうかがえる結果となりました。