「アゴが短いので…」成長に影響するかも?と言われた子猫 お迎え後、兄猫に愛されよく食べよく遊ぶイケニャンに!
「先住猫のしゅらくんは遊ぶのが大好きなので、年齢が近く、お友だちになれるような子がいたら一緒に遊ぶことができるのではと家族で話していました。そんなとき、保護活動をされている方が子猫を保護されたことを知ったのです」
X(旧Twitter)ユーザー・みしゅりさん(@saramishura)によると、その募集にはまだ写真が掲載されておらず、「アゴがとても短い」という特徴しか書かれていませんでした。
「ちょうど新たな猫ちゃんを迎えようと考えていたところだったので、ご縁を感じました。すぐに連絡をして、家族と会いに行くことに。それが、りおらくんです。アゴは短いけれど、ごはんを食べたり、お水を飲んだりはできることと、成長とともにアゴの短さは改善するかもしれないし、このままかもしれないこと、あるいは成長するにつれて何か支障が出る可能性もあることについて説明を受けました」
飼い主さん家族は、りおらくんについて十分に理解したうえで、家族としてお迎えすると決意。そうして、2024年5月、りおらくんは生後2カ月のとき、おうちにやって来ました。
「生後8カ月になった今も、アゴの短さに変化はなく、歯並びも少し良くありません。でも、同居猫のみらちゃん、しゅらくんに比べて、ごはんの好き嫌いが少なく、食欲旺盛。ぐんぐん成長しています」
■兄弟のように仲良くなったりおらくんとしゅらくん
りおらくんは、初めておうちにやってきたとき、少し緊張した面持ちになり、警戒している様子が見られたといいます。すると、飼い主さんも驚く出来事が起こりました。
「りおらくんの様子を目にしたしゅらくんが、自ら駆け寄って来て、しゅらくんを誘うような仕草をし始めたのです。その瞬間、りおらくんは、緊張が解けたようでした。しゅらくんのあとをついて行って、一緒に遊んだり、くっ付いて寝たりするようになったのです」
飼い主さん家族の願い通り、りおらくんとしゅらくんはとても仲良くなりました。
「毎日、一緒に遊び、一緒に寝ています。ふたりのそうした姿を見るたび、幸せな気持ちに……。血の繋がりはありませんが、兄弟のように仲良しです。りおらくんとしゅらくんが出会うことができて、本当に良かったと思っています」
■りおらくんへの思い
飼い主さんによると、りおらくんはやんちゃで物おじせず、とても食いしん坊。人見知りすることもなく、誰にでも近寄ってちょっかいを出すそうです。
「普段、めったに威嚇するようなことはありませんが、自分が好きなごはんが出たときだけは、一緒に食べているしゅらくんに対して唸ることもあります。それでも、りおらくんは、しゅらくんのことが大好き。一時は、しゅらくんのことを探してはなるべくそばにいようとしていました。今は、ふたりとも成長し、ひとりで過ごす時間が増えたように思います」
りおらくんとしゅらくんが寄り添う姿は、家族に笑顔をもたらし「幸せにしてあげたい」という思いでいっぱいになるといいます。
「りおらくんの無邪気で元気な姿が家族みんなを明るくしてくれます。みらちゃんとしゅらくんが大好きなところや、しゅらくんと一緒にいたくてたまらないところもかわいらしくてしかたありません」
これからも、「りおらくんが天真爛漫なままでいられるように見守っていきたい」と語る飼い主さん。にぎやかで楽しい日々は、おうちを明るくしてくれるに違いありません。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)