車の不備で事故…35%はワイパーの不作動やフロントガラスの汚れが原因、気付きにくいフロントガラスの汚れのお手入れ方法
車の「フロントガラス」はキレイな状態ですか?カインズ公式「となりのカインズさん」Xアカウント(@cainz_san)によると、知らぬ間に「目に見えない油分」で汚れていることも多いんだそう。視界不良で事故を起こさないためにも、定期的なフロントガラスのクリーニングが望ましいといいます。
■夜間の雨には要注意!フロントガラスの汚れで視界不良に
フロントガラスの汚れは、車が出す排気ガスや、走行中に路面から跳ね上げられた油分を含んだ水など、「目に見えない油分」。走行中にこういった油分が付着し、それが蓄積した結果、いつしか油膜となり、さらに太陽光に焼きつけられ、頑固な汚れとなってしまいます。昼間だとあまり目立ちませんが、夜中に強い雨が降っている状況で対向車のヘッドライトを浴びた時、光が乱反射してギラギラした視界に。風景や歩行者などの姿が見えづらく、非常に危険な状態だと言えます。
公益財団法人交通事故総合分析センターの調査によると、「車の不備」が原因の事故のうち、全体の35%はワイパーの不作動、フロントガラスの汚れによって起きたものでした。
■ フロントガラスのお手入れ方法
しつこい油膜は「油膜取り剤」を使って擦り落としましょう。油膜取り剤は、スプレータイプ、シートタイプ、液剤を付けて擦るタイプの3種類がありますが、油膜は頑固なものが多いため、液剤で擦るタイプがおすすめ。手順は以下の通り。
①内側の汚れを落とす
子どもが触って付着した指紋など、油性の汚れは意外としつこいもの。ハンカチなどで拭いてもかえって伸び広がってしまうので、ガラス用クリーナーを吹きかけて、クロスで拭き取りましょう。
②外側の油膜を落とす
フロントガラスを軽く洗い流し、液剤を付けて擦るタイプの「油膜取り剤」をスポンジにつけて、フロントガラスをゴシゴシとこすります。液体が白く濁り、こすっている時の音が「キュッキュッ」という音に変わったら、油膜が落ちている証拠。あとは水で流し、汚れのない濡れタオルで拭けば作業終了。
③ワイパーの油膜も落とす
ガラスだけでなく、ワイパーにも油膜はベッタリ。これを見落とすと、せっかくキレイになったフロントガラスを汚れたもので拭いてしまうことになるため、ワイパーもしっかり油膜を落としておきましょう。
④撥水剤を塗る
撥水剤を塗ることで強雨での視界確保に役立つだけでなく、再付着した油膜を落としやすくする効果も得られます。縦方向と横方向に塗布して撥水剤が乾いたら、最後にしっかり絞った汚れのない濡れタオルで拭き上げればOK。
▽出典
・となりのカインズさん(カインズ公式) 公式X/フロントガラスのクリーニングを定期的にすることで、交通事故の予防につながります
・となりのカインズさん(カインズ公式) 公式/車の事故原因1位は「フロントガラス」の視界不良!? しつこい油膜汚れをスッキリ落とす掃除術